原題は、「CAPTAIN FANTASTIC 」
素晴らしいキャプテンとは、主人公の父親を指していて、
自然主義で哲学のままに生きる父とその子供たちを描いた作品です。
現代社会に疑問を呈し、奥さんの精神病をケアするために
森での生活を選んだ父親、ベン。
6人の子供たちは学校に通わずに独学で
難解な書物を理解し、6ヶ国語を使いこなし、
鹿を狩ったり野菜を育てて食べ物を確保。
野人にしてインテリなこの一家こそ、
現代社会のアンチテーゼ。
一家が街に下り、銀行の待ち合いで末娘が呟きます。
「みんな病気なの?」
右も左も肥満体だらけ。
口にするのは相手に失礼ですし、見慣れてしまい
疑問にも感じない光景ですが
どこを切り取っても街の中は不自然なものばかり。
ご飯を食べるにも狩りに行かず、
誰かが潰してくれた鶏や牛をスーパーマーケットで買って調理して食べるだけ。
「普通ってなんだろう?」
これが本編の全てを貫くメッセージなのですが、
自然主義のインテリであっても
それは最善ではない事を語っています。
人の役に立てなければ価値はない。
他人と交わり社会に繋がらな学びでは、世の中が前には進まないんです。
学びは大事。そして人のために役に立ててこその学びであると
この映画は語っているように感じました。
この映画、カンヌをはじめ世界中の映画祭で様々な賞を得ていますが
観た人によって感じたり考えることは変わると思います。
ぜひ、機会あればこの作品をご覧になって
ご自身の足元を見直してみてはといかがでしょうか。
アップリンク渋谷では、6/2まで上映予定です。
昨日のworkout
バイク(ローラー)27km
イージー週最終日。泳ぎに行こうかとも思ったけど、計画TSSを超えてしまうから見送り。
トレーニングプランで最も達成率の低いバイクを
ピリッと短時間でやりました。
インターバルのハードはFTPで、
スプリントはFTP+140wで試してみたら
スプリントは途中失速してしまいました笑笑
まだ甘いですね。