レース日、会場からホテルに戻るシャトルバスでの出来事。
受け取り忘れたironman Korea の完走証。
会場まで戻って、長蛇の列も我慢してシャトルバスに乗り込んだので、
私の荷物は完走証のみ。
隣に30代の男性が座りましたが、
彼は自転車用のライトのみ。
まず、彼が私の膝の上にある完走証に目をやり、
彼『すごく速いね』
私『ありがとう。あなたのタイムは?』
彼『私は14時間。初めてのironmanです。』
私『初めてなんだ!すごい。私は4回目の完走。どこから来たの?』
彼『フィリピンから』
私『私は日本から。来年、ironman Philippinesに出場するつもりなんだよ。』
彼『おー、私も出場します。今回のコリアがお試しでした。』
私『レース日のフィリピンって気温どれくらい?』
彼『ちょうど夏の真ん中だから36℃くらいになるよ。それからバイクコースはうねって(rolling hills )いるんだ。』
私『ワォ!それはタフそうだね。』
彼は、バイクをピックアップするために途中下車。
僅か10分くらいのフリートークでしたが、
初対面の人に臆せず、英語でバンバン話せたことが
初めての経験でとてもエキサイティングでした。
(前週の本社との電話会議では自分の発表は原稿読むだけで手一杯。発言も質問もできないダルマさん状態でしたから余計に興奮しました)
彼の名は、アンジェラさん。
アンジェラって男性名でしたっけ?
聞き取り間違いかもしれないけど、
スービックベイでの再会を約束して別れました。
◆英語フリートークで大切にしていること
会話で意識していることは、ただ一つ。
会話のテンポ。
すぐに何か言えるか、これに尽きます。
文法間違っても、ネイティヴぽくなくてもOK。
小学生バリのアホみたいに楽しい会話を心がけています。
先の会話が、
彼『すごく速いね』。
私『え、あー、誠にありがとうございます。あなたは本日のアイアンマンコリアにおいてどのくらいのタイムでゴールされましたか?』
彼『私は14時間。初めてのironmanです。』
私『あー、あー、あー、あなたの初めてのアイアンマン完走にお喜び申し上げます。んんー、なお、私は4回目の完走でございました。あなたはどこの国からいらっしゃいましたか?』
彼「…」
文法や発音が完璧でも盛り上がらないです。
謎の中国人が使うような日本語をイメージしてもらえると
私の英会話がリアルに感じられると思います。
彼『すごく速いね』
私『アリガトネ。アナタ、タイムなんぼアルカ?』
彼『私は14時間。初めてのironmanです。』
私『アイヤー、ワタシ、オドロイタよ。ワタシは4つめね。ドコ来たアルカ?』
彼『フィリピンから来ました』
私『フィリピン、race day なんぼ?』
彼『なんぼって何?』
私『なんぼ… Oh, ナンド、何度、なん℃!!』
彼『ちょうど夏の真ん中だから36℃くらいになるよ。それからバイクコースはうねって(rolling hills )いるんだ。』
私『マジですかー、シンジラレナイ、カナシイヨ、出たくないよー、ってナンデヤネン!!!』
まぁまぁ、これに近いと思います(笑)
これを評して、ペラペラとは申しませんが、
コミュニケーションは容易です。
実際、ジェリーモスと写真を撮りたい時に、
Could you take a photo with me ?
(私と一緒に写真を撮ることができますか?)って言うべきところを、
Could I take a photo with me ?
(私は私と写真を撮ることができますか?)って言ってしまいましたが、
その場の雰囲気でにこやかに写真に収まってくれました。
間違ってもしゃべる、分からなければ尋ねる。
この心構え、大切です。