ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

英語学習 大人の初心者にとって有難かったこと

七転八倒の英語経歴

外資系企業への転職をきっかけに英語の勉強をスタートしました。

入社時は専門性優先で採用されましたが、英語のコミュニケーションができないと不自由だったので自主的に勉強を始めました。

中期目標として掲げたのは

「3年で不自由しない英会話力を身につける」

でした。

大昔に買ったBig fat catと瞬間英作文を読み返したり

幼稚園児用のセサミストリートの絵本をAmazonで買ってそこからスタート。

バイリンガル版の部長島耕作を試したり、英語の映画観たり、

海外通販やったり(あれ?)、少しずつ英語を日常に取り入れていきました。

勉強的なことは、コストが安くて評判のよいNHKラジオ英会話を日課に1年続けました。

(1週間遅れで配信されるネットを利用)

英訳レポートはグーグル翻訳の助けを借りてなんとか対応できるようになりましたが、課題は会話力でした。

(2015年10月30日)

■中高大学と一貫して苦手だった英語

英語は赤点常連で追試でお情けをもらうレベルでした。

大学時代はインカレ(全日本学生選手権)と後期試験が重なることから

先生に無理を言って後期授業では、

毎週課題を提出させてもらって試験を容赦してもらったこともあります。

今の時代ではアウトですが、おかげで卒業と交渉力を身につけられたような気もしますw

そんな私ですが苦手意識はあるものの、ずーっと英語が話せるようになりたいなぁ

と願っていました。

45歳で英語なんて遅すぎる?

確かに遅いんですが、トライアスリート持ち前のポジティブ思考を発揮

「世界中で使われているなら俺にも出来る!!」

であっさり克服しました。

今始めないと来年の今頃は「去年始めていれば1年だったのに」と後悔するだろうし

2年経てば初心者は抜け出しているだろうし。

10年経ったら立派なキャリアになっているはず。始めるのに遅すぎることはなく、

やらなくて後悔するより挑戦して結果に学ぶことが大事と考えました。

また、どこかの小学校に掲げられていた

「1日15分の積み重ねは1.01日。365日続けると368.65日。3.65日も伸びる。」

って言葉を心の拠り所にして今も1日15分学習を続けています。

無料アプリ、Duoringoは連続700日を超えました。

■転機

NHKラジオ英会話に取り組んで1年。さして会話力が向上することはありません。

それでも他に手段もないので続けるつもりだったんですが、会社が補助を出してくれることになり

英会話スクールに入ろうと決意。

会社が契約しているネイティブの先生がいらっしゃったのですが自宅と反対方向だったので×。

会社の周りにも複数のスクールがあって前々職の関連会社のベルリッツに行こうと思ったら

体験学習だけで2ヶ月先。

こりゃ予約が取れないだろうと思っていたところに知人経由で今の先生を紹介してもらいました。

(2015年12月25日)

■大人の初心者にとって有難かったこと

先生の「コンサルティング」、これが一番有難かったです。

私の状況から、

・ノンネイティブと円滑に英語コミュニケーション

・度胸

をテーマに掲げ

・長中短期の目標設定

・習得していく順番

・これまでの学習教材と評価

・オススメの教材

・私が出会いそうなシチュエーションを想定して会話と教材のアレンジ

・使えるフレーズを貯めていく作業

これら理路整然とした内容と的確な分析に舌を巻きました(@_@)

中でも世間一般では好評のNHKラジオ英会話は私の目標にマッチしないという指摘にはビックリ‼️

東洋経済日経トレンディなどなど名だたる経済誌の英語学習で鉄板のオススメをバッサリ。

理由は、ノンネイティブには向かないって事です。

気の利いた表現や言い回しは、ノンネイティブとのコミュニケーションを邪魔します。

少しだけって表現では、

little やbit を使いますが、bean (豆ほども)も使えます。

でも、これ話す本人は満足しても聴く方はどうなんでしょうね?

理解力が高けりゃ好印象ですが、相手次第です。

日本語でやたら回りくどい言い回しされたら、

好印象どころか面倒くさい奴って思われるのと似ていて、

物事は加減が必要です。

言葉には流行り廃りがあります。

映画「バック トゥ ザ フューチャー」で何度も出てくるGreat Scott (なんてこった!)

かなり古い言い回しですが、

日本語で『なんてこった、パンナコッタ』って言ったら微妙な空気が流れるはず(笑)

奇をてらわないベーシックな表現こそ王道だと思います。

そんな事を書いている記事や本、無いです。

最近のレッスンは、

冒頭15分は英語でフリートーク。今週の面白エピソードを私から話します。

続いてNews in levels を使ってニュースのリスニングを2本。

英語レベルが3段階あって難しい方から順に聴いて内容を把握するトレーニングです。

毎回私の興味ありそうな内容を選んでくださいます。

その後、英語日本語をミックスしたフリートークです。

学校の授業って退屈で苦しみを伴った思い出しかないんですが、

このレッスンは、全く苦になりません。

英語でフリートークする時にも、フレーズが思い出せなかったら、

How do you say ホニャララって質問すれば良いですから。

うちのボス(フランス人)と話している時も、終始こんな感じです。

ルー大柴みたいに日本語と英語をミックスして、少しずつ英語比率を上げていくのが

ストレスなくってめちゃくちゃ楽しいです。

英会話学習は独学で進めても何とか形になりますが遠回りです。

どこかで頭打ちになって初めて誰かに習うと一発回答が得られて

今までの時間はなんだっただと激しく後悔します。

・毎日短時間でも英語を勉強する、英語を使う。

・習ったら独りで繰り返して練習する。

・上達しても新しいインプットのためにレッスンをたまに受ける。

なんだかスイム練習と似ていますね。

最近流行りのオンラインレッスン。

英会話に慣れる事は出来ますが、彼らや彼女たちにレッスンのカスタマイズやアレンジを求める事は厳しいと思います。

英語が話せるだけではなく、ビジネスにも、日本の環境にも精通しアレンジできる先生に出会えてラッキーでした。

■魔法のレッスン

英会話って聞くだけじゃ会話になりません。

だから話す力が必要なんですが、自ら話すシーンってのは自己紹介だったり

自分自身を説明することが殆どです。

名前、担当業務、得意分野、日本の特徴的なこと、よくある問合せ、

面白エピソード、趣味を先生に英文で作ってもらい丸暗記。

今も朝1回の音読をルーティンにしています。

自己紹介丸暗記の破壊力は凄くて、このシーンだけ切り取れば、

まるで英語が流暢に話せるが如く

スラスラ話し続けられます。

会話は、最初が肝心でスムーズにスタートできれば後は流れにのって楽しく過ごせます。

また、自己紹介文はバラ売りやアレンジも可能でとても役立っています。

(2016年4月9日)

■心のリミッターを外す

レッスン開始から半年が経過してくると先生から新しい課題が示されました。

「外国人と話す」

幸い職場の周りには訪日外国人がわんさか居ます。たまに道を訊かれることもありますし

社内にもゲストがやってきます。チャンスはあるだろうと思っていたら

一週間で外国人のと接触ゼロ。

待っていてはチャンスは来ないと思って飛び込んだ先が

老舗ランニングクラブの「南蛮連合」でした。メンバーは外国人ばかりで僅かにいる日本人も話せる人ばかり。

最初はかなり気後れしましたが、走り出したら無我夢中。

足が揃えば毎回同じメンツと競います。

そしたら「お前スゲーな」とか「マラソン出るのか?」、「自己ベストは?」とか短文コミュニケーションが始まります。

また、言葉は発しなくても走りでコミュニケーションができるってのも目からウロコの体験でした。

昨日も織田フィールドでスピード練習やってたら、ウォーリーを探せみたいなメガネをかけた外国人青年から、

『いいペースで走ってるね』って声かけられました。

俺にはキツすぎるって呼吸を整えながら返しましたが、

おかげさまで外国人に慣れる、度胸をつけることができました。

(2016年8月7日)

■まとめ

私は良い先生に出会えたことで、

伝える、通じる、使えることが最優先で美しい英語、賢そうに聞こえる表現、発音は後回し。

知っている単語だけでテンポよく話すことに重きを置いています。

使うことで「痛い」失敗も数多くやらかしました。

職業柄、相槌(あいづち)を話の隙間に入れますが、「Yes」を多用していると合意、理解していることに勘違いされたことがあります。

また、話せないならそれなりに準備すべき事があるのに手抜きして

叱られたり事もあります。

でも、何度も間違うからこそ人が教えてくれることも同時に学びました。

正してもらったフレーズは、ワンフレーズが多いのでその瞬間に身につけてしまえます。

今でこそペラペラ話せる人だって最初は初心者。

私のような失敗を重ねて現在があるはずです。

私は物事を消化しやすくする為に、得意のスポーツに例えるのですが

フルマラソン2時間30分の練習内容と3時間ではペースと距離の設定やメニューに違いがあるんです。

TOEIC 900点オーバーが2時間30分とすれば

800点が2時間40分で

700点が2時間50分、

600点が3時間みたいなもんでしょうか。

それぞれの目標に対してアプローチは数多あります。

要不要、取捨選択が先生やコーチの役割です。

画一化したメニューでは引き出せない、個々の性格や目標、環境まで鑑みられる、

外からの視点が必要です。

英語嫌いの人間が英語好きに変わるまでに要した時間は実質2年。

まだまだ道半ばではありますが、ビッグインパクトです、

人生80年時代、いつ学び始めても遅すぎることはありません。

私の体験に汎用性と再現性はありませんが、

「勉強」以外で英語を身につけるヒントになれば嬉しいです。

(お問合せ先)お世話になっているオンラインレッスン

フューチャー ファシリテーション イングリッシュ

https://peraichi.com/landing_pages/view/ffenglish

◼︎ おまけ

■TOEIC対策はしない

英語レッスン補助の条件として年に1回TOEICを受験することになっています。

これまで2回受験してきましたが特段の対策は行いません。

英語を学ぶ目的が”不自由なくコミュニケーションを取れる”ことですから、

TOEICはスキルの棚卸しとトラッキングと意味づけています。

(受験不要なら受けたくないくらいですw)

とはいえ、無防備に受験した訳ではありません。

初めて受験する前には、オフィシャルの模擬試験を買って解きました。

受験1回目の際は、模擬試験1回分を1回だけ(少な!)

通し練習って言うんでしょうか、時間を計りペース配分や試験問題に慣れることが目的でした。

振り返って、思うのは500点を目指すレベルで全問回答のペースで挑んだことが失敗でした。

全問回答は800点レベルと知り、次回は自分のペースでしっかり考えて回答することを決めました。

これも大きな学びです。

受験2回目の際は、不得意のリーディング問題。

1日2題10問ほどを日課にして、模擬試験2回分を2周くらい出来たかなって程度です。

リスニングは出たとこ勝負で対策ゼロです。

週1回のNews in levelsのレッスン、職場での毎日の英語コミュニケーション、時々南蛮でのおしゃべり。

普段どおりで挑んで実力を測ることが出来たと思います。

■英語版のマンガと映画を活用

バイリンガル版のマンガは、島耕作シリーズのほかにもドラゴンボール、ワンピース、のだめカンタービレがあるようです。

私は馴染みのある部長島耕作を選んだんですが、言葉が難しすぎました。

Proxy Fight(株主提案)と乗っ取りのストーリー、これは普段の会話であまり役立ちませんよね。

映画は、ジブリがおすすめと聞き「耳を澄ませば」にしました。日本版よりUS版の方がセリフと字幕が連動していると聞き

マルチリージョンのDVDプレイヤーも買ってみました。

こちらは良かったです。I'm beat(疲れたー!)とか日常会話がふんだんに盛り込まれているので

英語字幕日本語版を観てから英語字幕英語吹き替えを繰り返し3回ほど楽しめました。

最近は、Amazonプライムで無料動画がたくさん見れますから、そこを活用する方法でも良いと思います。

昨日のworkout

ローラー30km

ラン6km

高負荷練習の翌朝は休足日。寒の戻りと雨で丁度良かったです。

夜はローラーでひともがき。

週末は東京マラソン応援なので、バイクを前倒ししてトレーニングしてます(^^)