ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

なぜ海外アイアンマンに挑戦するのか?

フィリピン出発の前日、篠さんとランチをしながら、

「なぜ海外アイアンマンに挑戦するのか?」

を考えてみました。

もちろん日本でアイアンマンが開催されていないからなんですが、

洞爺湖で開催されていた年も台湾に出場したので

自分には別の理由があるはずです。

また、10年前に比べて近年は海外アイアンマンに対する

心理的な壁が下がったようにも感じています。

1. 長期トレーニング計画がたてやすい

海外アイアンマンは先着順です。

アイアンマンフィリピンは昨年9月、コリア出発前にエントリー完了しました。

出場にあたっては職場での有休取得も関わってきます。

レーニング計画、有休取得を鑑みると時間に余裕が欲しいです。

ところが国内大会だと書類選考によって出場可否が決まり運が悪ければ1戦も出場できないってこともあり得ます。

このストレス、私には大きいです。

2. グローバルに触れる

海外に行くと日本人は少数派です。世界中で日本語を話す国民は1億人しかいません。

特別なケースを除いて日本語の競技説明はなく、案内板や標識は現地語と英語です。

日本の当たり前が世界の当たり前ではないことを感じられる機会、貴重だと思います。

日本にはたくさんの外国籍の方が働いていますが、彼らの日本への歩み寄りはハンパないです。

とにかくプロアクティブなんです。

今後10年で更なるミックスカルチャが進んで、

日本に住んでいるから海外は関係ないとか

言ってられない世界がやってきますし避けられない状況です。

上司がフランス人、マンションの住人の半分が外国人とか当たり前になるかもしれません。

日本にいても無関係ではいられなくなるんです。

多様な空気に触れて慣れること、臆さないこと。

アイアンマンを通して”世界に歩み寄る”、

いや、”がぶり寄る”くらい

プロアクティブにやりたいと考えています。

得体の知れない、グローバルやらダイバーシティをリアルに感じさせてくれる

海外アイアンマンはお値段以上の価値があると思います。

体力は無限ではありません。

あと何回フルディスタンスを完走できるのか分かりません。

だから今年も再来年も海外アイアンマンに挑戦したいのです。

(来年はお金の回復が必要そうですからスキップw)

ぜひ、体力のあるうちに海外アイアンマンを試して頂きたいです。

価値観、生き方が変わるかもしれませんから。

3. 同じ趣味だからこそ言葉の壁は低くなる

この写真、見ず知らずのフィリピンのトライアスリート4人と

タクシーを相乗りした時のものです。

表彰式の帰り道、タクシーがなかなか捕まらず

争奪戦になっていました。

時刻は午後1時、快晴で気温は40℃に迫り

誰も歩いて帰りたくない状況でした。

たまたまやってきたタクシーが1台に対し、私たちともう一つのグループが

手を挙げて呼び寄せましたが、

軍配はあちらに(涙)

あゝ、次を待つか~って思った瞬間

先方から「ホテルはどっちの方向だ?」って声をかけてくれたんです。

「フィニッシュエリアのレミーフィールドの近く」って答えたら

同じ方向だから乗って良いよと誘ってくれて

彼らがタクシーの運転手さんにも同意を取り付けてくれました。

街中だったらこの親切を素直に受け入れられるか怪しいところです。

(親切を装って人里離れた場所へ連れて行かれたりする可能性だってあります)

しかし、アイアンマンに悪い人はいません!

事実、表彰式会場のコンベンションセンター前に設置されたバイクラックには

監視がいないのに鍵もかけないんです。

(ちょっと油断し過ぎだと思いますがね)

車内では、同部屋のFkd さんのレイを指差して

「コナ出場おめでとう。日本人は速いね」とか

「日本って言えば東京マラソンだよね。出たことある?」とか

ワイワイガヤガヤ喋りかけてくるし

こちらは

「この暑さ、クレージーなんだけどフィリピンでは普通なの?」

「スービックが好きになったよ。人は親切だし、街は快適だし。

マニラは危険な感じがするけど、ここは良いよね」」

と喋りまくり。

タクシーを降りて別れた後、

なんとも言えない満足感がありました。

使えば使うほど上達するのが語学です。

同じ趣味だからこそ、話題が予想しやすく

言葉がポンポン出てくると

英語コミュニケーションに自信がつきます。

こんな3つの魅力があると思います。

ランチのお店はこちら

(表参道グルメ)ダブリュー表参道(W omotesando The Cellar Grill)

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無事、帰国しました。