(Ironman Philippines のレースレポートはコチラ)
http://scribbleofbourgogne.blog.fc2.com/blog-entry-3960.html
Ironman Hawaiiに向けて自分への申し送り事項を整理。
【work・機能したこと】
○ ウォーミングアップをゆっくり動く
トライアスロンさぎしまでは、一気に心拍数を上げるためにバタフライを取り入れましたが、
226kmの長丁場なのでゆっくり動き続けるアップを15分ほどやりました。
ローリングスタートなのでダッシュする必要がありませんから
身体をゆっくり起動させる感じでやりましました。
○ ウェットスーツの擦れ防止にキネシオテープ

先のレースレポートでも
触れましたが、首の後ろに貼って
擦れ防止、日焼け防止、保水性向上を狙って使いました。
今回はノーウェットでしたが使ってよかったです。
トライジャージを着用し、
ジャージの端が当たる部分をマジックでマーク。(同部屋のFKDさん、ありがとう!)
下から順番に重ねて貼っていくと3枚で襟足までカバーできます。
乳首にもキネシオテープを貼って擦れ防止をしました。こちらも効果抜群です。
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○ 擦れ防止にサニーナ
これも先のレポートで触れましたが、擦れる部分にサニーナを塗りこみました。
ワセリンのようにべとつくことなく、それでも擦れない。
脇、首、デリケートゾーンをカバーしました。
バイクシューズは裸足で履くので足指と
アキレス腱に塗っておきました。
スイムでほとんど落ちたと思いますが、
魔改造した陸上スパイクシューズのおかげで擦れませんでした。
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○ チューブバンダナはランから装着
昨年のIronman Koreaではバイク時に装着してトランジットを出ようとしたら
マーシャルに止められて
外すよう指示されました。
水をかけると涼が取れ、
日光を遮ることで体温上昇を抑えることができました。
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○ OGK AERO R-1
エアロポジション時、最も空気抵抗が高まる箇所が拳と額です。
今回は軽量でシールド付きの
OGK AERO R-1を投入しました。
首と肩こりの緩和とエアロ効果は抜群です。
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○ ボレロタイプのショルダーカバー
ノースリーブタイプのスイムスキンにあわせてトライジャージもノースリーブにしました。
肩を露出すると42℃のフィリピンでは
重篤な火傷に成りかねないので
ボレロタイプを使いました。
スイムアップして濡れた状態で着用するのに手間取るかと心配がありましたが
事前に日本で予行演習をして
袖をくるくる巻いた状態にしておけばスムーズに装着できました。
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○ 灼熱地獄はハット
いつもはサンバイザーをつかって頭からザブザブ水を被るのですが、
強すぎる日光を考慮して
遮光タイプのハット(モンベル製)を投入しました。
私のものは10年以上前のモデルですが
今でも同様のモデルが販売されています。
ステンレスメッシュハット
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朝食に使ったのは大正解でした。おかげで消化不良による気持ち悪さから開放されました。
バイクパートでも素早く、片手で、細切れに、高カロリーを補給できる点も良いです。
激しい運動している時は、血液が足に集まるため内蔵の血流が下がります。
胃腸に負担をかけない補給食としてオススメします。
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○ クランプストップ
ほぼ御守り代わりですが、今回も痙攣ゼロ。やはりコレ無しでは不安です。
○ 水ボトル
エイドステーション毎にフタ付きのまま水のペットボトルを貰いました。
手のひらを冷やして全身を冷却すること、アームカバーやチューブバンダナを濡らしたり
飲むことで重宝しました。
○ エナジージェル(GU)
手の痺れを感じてイチかバチかで摂ったジェル。胃に負担を与えないように
水と一緒にとることで
ピンチを脱出しました。
Ironmanはエントリーフィーが高額なだけあって、
エイドステーションの
ジェルがとても豊富です。
願わくば塩タブも置いてほしかったです。
○ パワーメーター
○ 魔改造バイクシューズ
キャファで改造してもらったバイクシューズです。ベースは短距離用の陸上スパイク。
アシックス製なのでフィット感抜群、裸足で履いても擦れません。
120rpm以下の
ケイデンス(回転数)なら無問題です。
※これ以上速く回した事ないし、出来ないだけです
使い始めた頃は足裏が痛くてインソール入れていましたが、
慣れてきたので今は
インソール無しで使っています。
こちらの方がシューズ内が広くなり快適です。
片足200gを下回る軽量さ。
180km乗ると疲労感が全く違います。
練習でも履いていますが、耐久性も十分です。
○ GEL-451
ソールは、DSトレーナー。
BOAクロジャーを搭載したトライアスロンモデルです。
アイアンマンのランパートにおいて最強のパートナーでした。
1サイズ、2サイズ小さな作りのため絶対に
店頭で現物合わせ
してからお買い求めください!
最高気温42℃の天気予報を聞いて一番暑い時間帯に消耗しないことを最優先に考えました。
とにかくバイクでもランでも冷却すること。そしてクソ暑いPM2時前後はペースを落として、
出来る限り影を走って消耗を避けました。午後4時を回れば気温が下がり始めるので
その時に走れる力を残すこと。これが肝心です。
◯ 暑熱馴化と日焼けの下地作り
突貫工事で2週間。
窓を閉め切って工業扇なしの屋内ローラーを週2回やりました。
汗で水たまりが出来る過酷な練習でしたが、
効果はありました。
可能であれば本番1ヶ月前から取り組むと無理なく
汗腺が早期に開く体質に変えられます。
レースウェアで先に日焼けしておいたお陰で
ダメージは最小限に止める事が出来たと思います。
◯ 適正体重
これについては、声を大にして言いたいです。
アイアンマンは、痩せたら速くなる訳じゃありません。
肥るのもダメ。
キレのあるランニングが出来るには、
適正な体重のレンジがあると思います。
レース前にポストした『全ては実験である』で触れた事をもう一度読み返して
この考えに手応えを感じています。
http://scribbleofbourgogne.blog.fc2.com/blog-entry-3955.html?sp
【not work・機能しなかったこと】
? 馬油
せっかく持参したのに塗り忘れてしまいました(°▽°)
当初の狙いは腹の保温と日焼けケアでした。
水を被りすぎて腹痛を起こした、昨年のさぎしまとKorea。
しかし、今年は灼熱地獄で冷えることは皆無。
また、濡れたジャージが腹を冷やすことを避けてへそ出しルックで走りました。
これで冷えを避けることが出来ました。
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事前の試着で進む感覚が無かった廉価版スイムスーツ。
これで速く泳げたかどうかは謎です。
ただし、下にトライジャージを着用できるのでトランジットタイム短縮と
日焼け防止には有効です。
ピンチは、バイクで遭遇した
サンダーストームで足を使いきってスローダウンしたことと
ランで
低血糖とミネラル不足の痺れの2回でしたが、慌てず対応できたので難を逃れました。
【番外編】
× ペソへの両替は日本出発時がオススメ
海外遠征では、現地のATMでカードキャッシングします。
ところが今回は手数料250ペソ500円取られました。
物価が安いフィリピンにおいて殆どお金を使わなかったので、
日本を発つ前に成田で5000円を両替しておけば良かったです。
フィリピンだと手数料が安い代わりに日本円のお釣りが出ないので
千円札を持っていかないといけませんでした。
万札だと使い切れないです。
今回はピンチはあっても失敗が見当たりません。
# IronmanPhilippines2018