ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

(映画)風をつかまえた少年

f:id:kus110:20190813230906j:image

事実は小説よりもなり。

 

あえて奇の字を入れ替えましたが、

映画よりも主人公 William Kamkwambaの人生そのものがインパクト大です。

(映画のレビューにしたら最悪ですね。ごめんなさい)

 

 

 (あらすじ)

東アフリカのマラウイ共和国を2001年に大干ばつが襲います。

日照りで農作物が枯れ、食料不足で人が死ぬ。

飢えは人を狂わせ略奪や暴力が横行する世界。

 

まるで北斗の拳が描いた世紀末です。

こんな過酷な状況が実在するなんてとてもショックでした。

 

この状況を打開する術がない村の大人は大統領に救いを求め、

映画では袋叩きに遭い族長は命を落とします。

家長が首都のデモに参加するために家を留守にした隙に蔵を襲われ

僅かなトウモロコシの蓄えも奪われてしまいます。

先祖が開いた土地をタバコ会社に売り、村から逃げ出す者が続きます。

 

こんな万事窮すの状態で、人を頼らず、本から知恵を得て

独力で立ち向かったウィリアムは当時14歳。

セカンダリースクールを学費未払いで中退せざるをえなかった少年が

この状況を救ったんです。

 

 (みどころ)

主役の父親です。日照りと大雨に翻弄されてもなお、昔ながらのやり方で

なんとかしようと頑張るんですが、自然相手ではあまりにも無力です。

そんな父からすれば風力発電は想像すらできず、息子の頑張りを理解できません。

評価する知識がないばかりに息子に手を上げ、畑づくりを手伝うように迫ります。

自分の知らない世界を知る息子が怖かったのかもしれません。

そんな父親を、映画「それでも夜は明ける」の主役、キウェテル・イジョフォーが演じます。

彼は同時にこの作品の監督を務めています。

 

 (アカデミー作品賞受賞作のこちらもオススメです)

 

 (最後に)

 

この映画の原作、今では中学校の英語の教科書に載っているそうです。

大学生の次女に教えてもらいました。

 

これまでウィリアムも、マラウイも、2001年の大干ばつも知らず

己の無知が恥ずかしいです。

 

彼に比べれば、温い現実。

学びを生かせず、行動も起こせていない自分って何なんだろう。

 


William Kamkwamba: How I built a windmill

こちらTEDに登場した時の動画です。

英語のたどたどしさが初々しいですね。

 

彼の人生を2時間でぎゅぎゅっと詰め込んだ

映画「風をつかまえた少年」オススメです。

 

 

昨日のworkout

ローラー40km

 

f:id:kus110:20190813230003j:plain

本日はENのオリジナルメニュー。(メニュー詳細は写真の左上参照ね)

レース週だから一番軽いLevel 1を選んだんだけどヒーヒー言わされました。

 

佐木島の昨年のリザルト見たら、40代は超ハイレベル。

とても太刀打ちなんてできません。

それを言い訳にして、計画通り練習プランを進めます。

Aレース、IMマレーシアのためです。