Mikaさんの質問を安請け合いしちゃったんだけど、
そもそも本気ってなんでしょうね。
広辞苑によれば、冗談や遊びでない真剣な気持ち、まじめな心とのこと。
■(前提1)レースでは本気を出さない
誤解を恐れずに言えば、レースは練習してきたことを再現しているだけです。
良いレースは、良い練習の積み重ねの先にあります。
良い練習を積むには、良い状態で練習に毎回臨むことが重要です。
だから、私は良い状態で練習に毎回臨むことこそに本気を出しています。
■(前提2)本気を出すための土台は計画にあり
毎日毎日、同じことの繰り返し。
この努力が本当に報われるのだろうか?
こんな気持ちはトップ選手でも私達アベレージ選手でもかわりません。
報われるかどうか、つまり効果のある努力か否かは
練習計画に依ることです。
計画こそがこれからの1年の屋台骨になるので、
信頼できるレベルであることが大切です。
今でこそオンラインコーチングのお世話になり、何の迷いもなくメニューを信頼していますが、
それ以前は、Dr.彦井さんが運営していたトレーニング日記サイト『penta5n』で作成した
3ハード1イージーのプランを使っていました。
手元にあるコピーを見ると2007年には既にトライアスロン皆生用のプランを作っていました。
新シーズンのプラン策定にあたっては前年レースを振り返り、故障はなかったか、うまくワークしたことはなにか、課題はなにかを見つけてメニューをアレンジ。
それをずっと繰り返していました。
レースまでにかけた時間、それこそ
「心のかけ方」の大小が、
本気の度合いに大きく関わっていると考えます。
■(本論)私流の本気の出し方
前段が長くなりました。
本日のお題、退屈でつらい練習を良い精神状態で臨むにはどんな工夫をしているのか?です。
人それぞれのやり方があると思うのですが、
私は、亡くなった知人や東日本大震災を思い出すことが多いです。
特定の誰かではなく、亡くなった知人全員を漠然とです。
やりたいことがあっただろう。
そんな知人たちが生きたくても生きられなかった日が今日この瞬間です。
心臓がバクバクして辛いのは生きている証拠です。
東日本大震災の後も、「こんな非常事態にトライアスロンなんて不謹慎じゃないか?」と自問自答したことがありました。
被災された方々、計画停電に株の大暴落。とても練習するような気持ちになれませんでした。
それでも、元気なやつが元気を出さなきゃいけないと思い立ち2011年シーズンをスタートしました。
(リンク)こんな時こそ仕事しよう - ブルゴーニュの走り書き
私は辛くなったら、いつもこんなことを考えています。
不思議なもんで、苦しいこともつらいことも全部ありがたく思えるんです。
お披露目するようなエピソードではないのですが、これが私流です。
昨日のworkout
ラン5km