日本史が好きなのですが、中学高校の授業は近代現代に入る前にいつも時間切れ。
授業は駆け足で、受験は近代以前から出題。
おかげでいつも消化不良でした。
平成に至る紆余曲折を知りたい!
そんな好奇心を全て満たしてくれる一冊です。
取り扱う範囲としては幕末から明治政府樹立と混乱に始まり、
1980年代後半の中曽根政権、JR、JT、NTTの国有企業の民営化までを網羅しています。
現在のこの国の成り立ちが長州閥に引きずられていることは存じていますが、
ここに至るまでのグチャグチャさ、酷さ、愚かさを線で繋いで
世界の出来事とパラレルで展開して面で理解できました。
労働争議、安保、学園闘争は私が生まれるちょっと前の話、
知らないことだらけです。
歴史は時間が経たないと評価が定まらないので、
教科書では扱いづらい内容ばかり、先生だって教えにくいでしょう。でも、
日本のダークサイドを知ることは、本当の学びです
(戦後でも黒歴史です)
今でこそ先進国の面(ツラ)をしておりますが、
一皮剥けば(60年遡れば)、汚職やら騒乱やらテロやら日本は危なっかしい国でした。
たった150年間って教科書の上では10ページくらいなのに
近代現代は内容が濃すぎます。
学校で学ぶ日本史は教養、つまり心の豊かさです。
近代現代史は今を生きるための道具、武器です。
秋の夜長のお供に加えていただきたい本です。
昨日のworkout
スイム3km
ラン3km
20時から5コース解放だったのでオリセンでスイム。
300m10本やったんだけど、最初は1'48"/100mが、
最後には1'53"/100mまで落ちました。
練習はウソをつきません。
でも、悔しさが微塵もない緩々な私。