本日は、マスクを着用して5km→3km→2km→1km→400mのディセンディング。
空気を吸うのに力が要るので、いつものペースがいつも以上に苦しく感じます。
不織布のマスクを使っているランナーはいませんでしたが、
水着素材のマスクで1本目走ったら心拍が上がり過ぎてしまい
2本目を途中棄権なんてこともありました。
さて、マスクを着けて走っても高地トレーニングのように
ヘモグロビンを増やす効果はないと言われています。
でも、報徳学園や西脇工業(ともに兵庫の陸上名門校)の選手たちは、
マスクをつけて練習することを伝統としていますよね。
苦しい思いをするだけで効果がないなら、誰もそんなトレーニングやりません。
ってことで呼吸に負荷を与えることで
どのような効果があるのか調べてみました。
思い出したのが、トライアスロンジャパン誌の2005年7月号別冊付録。
(宮塚英也さんのサイン入りだぞ)
こちらの裏表紙に呼吸筋を鍛えるスパイロタイガーの広告が掲載されています。
アイアンマンのランパート後半。
疲労困憊してくると深く呼吸ができなくなります。
これは横隔膜の疲労からくる現象ですが、
呼吸筋を鍛えることでパフォーマンスを改善しようということです。
専用グッズが商品化される以前は、
ストローを使って深く呼吸するトレーニングを
フリーダイビングの選手がやっていたと耳にしたことがあります。
なお、このスパイロタイガーは広告から15年経過していますが、
現在も販売されていて入手可能です。
効果があるから商売が継続しているとも言えますね。
若き日の西内洋行さんが愛用者として登場していますので是非ご覧ください。
スパイロタイガーと同時期に呼吸筋を鍛えるグッズが他にも販売されていました。
Googleってみたらこちらも健在。
パワーブリーズです。
こちらは竹谷賢二さんがアンバサダーとして登場しています。
呼吸筋のトレーニングに関する論文がいくつか紹介されているので
お時間ある方はぜひサイトをご覧下さい。
いずれの商品も、呼吸筋のトレーニングはパフォーマンスの向上に
寄与すると主張していますから
マスクをして走ることで類似の効果が得られるはずです。
ヘモグロビンは増えなくても呼吸筋を鍛えるとパフォーマンスが向上する。
マスク着用は苦しんだだけの見返りがあります。
脱水症状の心配がない今の時期、挑戦してみてはいかがでしょうか。
鬼滅ファンなら、ひょうたんを割って全集中の呼吸を会得してください。
ちなみに今日の練習ではNaroo F1s(@4950円)を使用しましたが、
高価で躊躇されるならスタンダードモデルのX5s(@2178円)もオススメです。
どちらも目の粗いフィルターを装備し、快適な呼吸を確保しつつ
屋外のトレーニングで自粛警察からあなたを守ってくれます。
屋外で3密なんてあり得ないのに、マスクを強制するなんてナンセンスです。
とは言え、余計な摩擦を避けることも賢明です。
昨日のworkout
ラン16km
実は15年前、パワーブリーズの類似製品を買ったことがあります。
プラスチックの筐体で開口の大きさをコントロールして
負荷を変えるものでした。
でも、トレーニングが単調で飽きてしまいました(笑)