ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

(鎌倉ぶらぶら)鶴岡八幡宮 銭洗弁天 鎌倉大仏 長谷寺

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土曜日に予約していた鎌倉のガイド本ゲット

天気も良いので鎌倉ランへ行ってきました

 

10個あるモデルコースの中から

”よくばりスペシャールコ-ス 1日でぐるり鎌倉観光プラン”を

アレンジしてみました。

 

 

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JR北鎌倉駅を起点にスタート

 


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1.円覚寺

 

まずは北鎌倉駅の前にある円覚寺

8代執権 北条時宗が蒙古襲来で亡くなった人の供養のために建立したお寺で

鎌倉五山の第二位(十二鬼月じゃないよ)


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総門、三門を抜け

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仏殿


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国宝の舎利殿
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北条時宗廟所
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こちらも国宝の洪鐘(おおかね)


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山の斜面にあるんで遠くに富士山が眺められます
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2.浄智寺

 

鎌倉五山第四位の禅寺ですが名物は布袋さま


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こじんまりとして時間が止まっている感じがします

お寺さんなので一般のお墓があってその奥に布袋さまはいらっしゃいます


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このお顔と指さしポーズ

いかがでしょうか

 

なにか由縁があってのデザインのはずなのですが

凡人の想像の範囲を超えてしまっております

ガイド本には”ユーモラス”と表現されておりますが

私には変態のおじさんにしか見えませぬ(本当にごめんなさい)

 

 

3.建長寺


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日本最初の禅寺で鎌倉五山第一位


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総門を通り
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三門(重要文化財)をくぐって


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仏殿をお参り


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法堂の雲龍図は2000年に揚げられたもので歴史の浅いものです

どこへ行っても天井画の雲龍図をみるのが大好きです

鳴き龍、八方睨みの龍など数々の名作も拝見しましたが

新しいものにもその良さがあります

自分的には撮影OKってところが何よりも嬉しいです

 

イタリア、スペインなどあちこちに素晴らしい宗教画や天井画がありますが

日本の雲龍図って素晴らしいと思います。


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写真見切れていますが、釈迦苦行像がこれまた凄いんです

断食でゲソゲソにやつれた荒行真っ最中のお姿です

パキスタンのラホール中央博物館にあるお像をもとに制作され

愛知万博に展示の後に寄贈されたものだそうです


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豪華絢爛きんきらきんの唐門

徳川秀忠正室 お江の霊屋の門として東京芝増上寺に建立されていたものを

移築したそうです

 

徳川家は源氏の末裔と称して幕府の正当性を主張していたことがあるので

その関係なのかもしれません(しらんけど)


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この庭園もお見事です

鎌倉でお寺巡りをしていて気づいたんですが

拝観料が200~500円とリーズナブルなうえに追加料金をほとんど取られません

このお庭も追加料金なしです


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国宝の梵鐘

 

夏目漱石は 鐘つけば銀杏(いちょう)ちるなり建長寺  とひねれば

親友の正岡子規は 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 を創作したそうです

 

みそ汁の”けんちん汁”は建長汁が訛ってこちらが由来だそうです

 

 

4.鶴岡八幡宮


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自転車で来たら三ノ鳥居から覗くだけだった鶴岡八幡宮

今回はじっくり見て回りました

 

三ノ鳥居の横には駐輪禁止の看板があって自転車ではお邪魔できない場所です

鎌倉駅前とかに駐輪場はないのかな?)


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狛犬のマスクには八幡のトレードマークである鳩があしらわれています

おみやげ用のマスクがあったので買っちゃいました(@1100円)


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階段左に見切れているところが隠れ銀杏跡

今は切り株しかみることができません

源実朝が刺殺された場所ですが銀杏の木陰に隠れていたというのは

江戸時代の創作のようです


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楼門の扁額は石清水八幡宮とおなじく鳩を模した「八」になっています


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頼朝の征夷大将軍任官伝達、3代将軍実朝の任官もこの本宮で行われています

本来は平安京大内裏で行われる拝賀の儀式を鶴岡八幡宮で済ませたのは

武家の世の中であることを世に知らしめることと

時間とお金の節約があったんでしょうかね

 

八幡宮の祭神は応神天皇神功皇后ですから帝のご先祖様にあたるので

礼は欠いていないと無理強いしたのかもしれません

私の勝手な解釈ですけどあり得る話だと思います

 

5.銭洗弁天


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ここから山に入っていきます

手堀りのトンネルを抜けると銭洗弁天です


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ここの霊泉でお金を洗うと増えて戻ってくるという

ありがたい神社です


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ここはコロナ禍であっても賑わっていました

いつの世もお金は欲しいですもんね

社務所でろうそく、線香、ざる一式(@100円)をうけとり

1000円札と文鎮代わりの200円を洗いました

増えて戻ってくることを切に願っております

 

6.佐助稲荷


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頼朝に平家討伐の挙兵を勧めた神霊に感謝し社殿を建てたと伝えられています。

頼朝は伊豆に流刑されている間の官位は

右兵衛権佐(うひょうごんのすけ)であったので佐殿(すけどの)と呼ばれ

佐殿を助けたから佐助稲荷と名付けられたそうです

 

私の知り合いのスケ殿とは大きく由来が異なります


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実はこの奥に鎌倉大仏への近道があったんですが

2年前の台風で倒木がはげしく未だ通行止めのままでした

一旦ふもとまで下りて行きました

 

7.鎌倉大仏


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鎌倉に行ったら大仏様でしょ。

大仏殿がない(屋根がない)ので小さく見えますが高さ13mの青銅製です

 

8.長谷寺


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海街ダイアリーを読んでいたのでここには是非行きたいと思っていました


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山のふもとから斜面をあがると海まで眺められます


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東京ではソメイヨシノ開花宣言が出ましたが

長谷寺は梅が真っ盛りです

 

9. 御霊神社


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江ノ電踏切が鳥居のすぐ脇を通っています

御霊と聞くと怨念となった皇族の霊を鎮めるものと思っていましたが

こちらは梶原一族の鎮守で祭神は鎌倉権五郎景政です

(怨霊系は鶴岡八幡宮の北西にある境外末社の若宮で祀られています)

頼朝の腹心にして義経を失脚させた梶原景時のお墓もこちらにあります


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狛犬も社殿も古めかしさ全開で

境内全体がひっそりとしています


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10.由比ガ浜

 

由比ガ浜はバイク練習で何度も通っていますが

波打ち際まで降りたのははじめてです


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遠くで見ていると分からなかったのですが

遠浅で波がしっかり立っています

 

R134 から少し入るとたくさんのサーフショップがあって

ここでデビューするのもいいなぁって思いました

 

大勢のサーファーと家族連れが楽しんでいる由比ガ浜ですが

義経静御前の赤ん坊が頼朝の命により捨てられた場所でもあります

 


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ぐるっとまわってJR鎌倉駅まで戻ってきました


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由比ガ浜のコンビニで補給している時以外はストップウォッチは回しっぱなし

東京から電車で1時間

ランで4時間17kmの鎌倉めぐりを堪能しました

 

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鎌倉は小京都といわれますが

街は碁盤の目になっていないし

お寺ばかりで神社が少ないし

坂道が多いので全然印象が異なります

 

お寺ばかりの奈良に似ているようにも思いますが

鎌倉は鎌倉です

唯一無二の古都っていうのが私の印象です

 

昨日のworkout

ラン20km

 

ガイド本を持っていきましたが邪魔なだけ

まわりたいポイントはGoogleマップに登録すると便利です