楠木正成が描かれているこの軍記物語をいつか読もうと思いながら
何十年も手をつけることなく今に至りました
人生の宿題を思い出したが吉日
読もうとしても古文で読むのはちょっと厄介です
そこで漫画本を図書館で予約したんですが
届いたものはさいとう・たかを氏の作品
ゴルゴ13と同じ劇画タッチの3巻セットでした
そもそもの動機は楠木正成の最期とそこに至る経緯を知りたかったので
漫画本で十分でした
太平記は西暦1338年~45年頃に恵鎮という僧が足利直義の元に持参したものに
何人もの人物が書き継ぎ1370年頃に現在の形になったと言われています
ってことは足利贔屓の作風です
後醍醐天皇って隠岐に流されても幽閉されても脱出するタフなイメージがあったんですが太平記では失策(恩賞を乱発したことと武士の世の到来を読み違えたこと)を糾弾し新田義貞は犬死したと下げられています
一方で楠木正成とその一族に対しては賢く義に厚く描かれています
敵対していてもリスペクトされていたのかもしれませんね
それにしても50年にも渡って内乱が続いたことを思うと居た堪れない気持ちです
1年半だった戊辰戦争でも悲劇だらけで胸が痛むのに
50年間では痛みの感情が麻痺してしまいます
古文では40巻にもなる超大作を3日で読み切れる
さいとう・たかを氏の漫画本は
平成9年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作品です
原作を守りつつ臨場感ある劇画が素晴らしい作品です
昨日のworkout
スイム3km
ラン7km
スイムは月間30km達成、ランも300kmに迫る勢いなのにバイクは400kmにも届かず
バイクは嫌いじゃないんだけどね