日本最古の水神を祀る 丹生川上神社(にゅうかわかみじんじゃ)
江戸から大正にかけて分かれた3つの丹生川上神社をめぐりました
水の神様に由来する神社ですから
いずれも美しい水と景観に恵まれた場所ばかり
あちらこちらに自生した藤をみかけましたが
野生の藤は色が濃くて元気そのもの
たくましさすら感じます
自然豊かな場所ゆえにアクセスが良くなくてまわる順番にもコツが必要で
私たちは中→上→下とまわりました
神のお告げを受けた故事に由来し天武天皇(40代)が創祀した由緒があり
官幣大社でもありました
今でこそ山奥の辺境ですが
古墳から飛鳥時代の中心地からは程よい山奥だったのかもしれません
自然崇拝が色濃く古(いにしえ)の息吹を感じます
お詣りを終えてから河原に下りて
道の駅で買った柿の葉寿司でランチ
山奥ゆえに食事処はありません
■丹生川上神社上社(吉野郡川上村)
車で30分
ダムの上の高台に位置します
吉野川を堰き止めた大滝ダム建設により現在の場所に移りましたが
境内の角に元宮遥拝所があります
■梅谷醸造元
ドライブ中にみつけてUターンして入った味噌と醤油屋さん
寄り道も楽しみのひとつです
店の奥には杉樽が見えて懐かしい麹の匂いが漂います
醤の郷(ひしおのさと)で育った私には懐かしい香りです
甘酒と白みそを買うつもりだったんですが
レジに並んでいた地元のご婦人から糀味噌を強くオススメされて予定変更
見ず知らずの人にお節介してくれるところは関西人の気質ですね
人の親切には遠慮なく甘えることが礼儀
どんな味か楽しみです
■丹生川上神社下社(吉野郡下市町)
車で60分
上社から下社の移動は遠かったです
谷筋に沿った道を進み
険しい山を迂回するため時間がかかります
拝殿から遥か上に本殿があり
急斜面を直登する日本最長の木製階(きざはし)は75段もあります
吉野周辺にはあちこちに天誅組史跡があり
こちらの境内にもありました
下社神官だった橋本若狭が天誅組に参画していたため
徳川幕府軍に火を放たれ社殿が焼失したそうです
人の世の様々とは関わりなく水はとうとうと流れております
自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
3つに分かれても祭祀を継承するのもまた水ですね
240km7時間のロングドライブで自然と神社を満喫できました
昨日のworkout
バイク6km
ラン10km