本屋大賞にノミネートされて知った本作
大賞受賞は逃しましたが他に数多くの賞を獲得していますので面白さは保証付きです
唯一惜しいことは私が読み終えた時に著者がこの世から去っていたこと
先月2021年10月13日に山本文緒さんは膵臓がんのため逝去されていました
タイトルは一期一会のような意味で
地球は秒速470mで自転しながら時速30km/hで太陽のまわりを回っています
加えて太陽も公転しているから人間が同じ場所にとどまっていても
同じ座標に戻ることは二度と無いってことなんです
要するに人生はとどまることなく常に流れて動き続けていることを表したタイトルです
小説はベトナムでの結婚式のシーンで始まり
そこに至る紆余曲折が本編なのですが
エンディングとその直前にトラップがしかけられています
エンディングに入ると意識を宙に放り出されたような気分で
話の上下左右を見失いますが
これも著者が意図して仕掛けたことでしょう
アラサーの恋愛小説で感情移入はありませんが
明日死んでも100年生きても良いように生きることは賛成です
悲しくも亡くなった著者の想いがここにあるような気がします
先日薄い知り合いが突然亡くなりましたが長い闘病生活を送っていたと
後から知りました
他人には明るく見えても悩みや痛みを抱えて生きているんです
昨日のworkout
スイム2.5km
ラン8km
本日のメインは250m x3全力
途中でスイマーが同じコースに入ってきて前を塞がれましたが
他には誰も居なかったのだ構わず抜いて
メニューを完遂しました
どこかでペースが狂ったのか3本目はタイム落としました
追い込んだことは○
自分の甘さは×ですね