ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

(グッズ)プーマ ディビエイトニトロ 誰でも履けるカーボンプレート入りシューズ

■すぐに届いたDeviate

 

無料お試しキャンペーンに申し込んだら正味2日で届いた

プーマディビエイト

当該キャンペーンで使いまわしのシューズかと思いきや

新品が届いてビックリ

返却したらこれは廃棄だろうからプーマさんの気合を感じます

 

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■ブルさんチェック

外見をチェックすると

・アッパーはペラペラ感のない通常厚のエンジニアドメッシュ

・ヒールカンターは省いて左右のクッションでかかとを挟む構造

・アウトソールはかかとまでカバーしていて耐摩耗性あり

・ソールは高低差小さくてフラット

・ミッドフォームは柔らかいけどカーボンプレート入りで屈曲しない

・幅狭甲低の足でもシューレースが横に広いので足幅は狭い

・つま先は日本人向きのラウンド形状

・シュータンは薄いレーシングタイプ

・インソールはパンチングがない普通タイプ

 

全体的にボテッとしたシェープで飛び道具的な匂いなし

丈夫なので練習でガンガンつかって本番もそのままいける感じのシューズです

 

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実測255.7g/26.5cm カタログ通りです

手に持っても軽く感じませんがレース兼用でギリギリOK

スピード練習にはアリよりのナシって感じでしょうか

 

■実走データの比較

では、スピード練習のデータを比較してみましょう

 

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比較対象はアシックスのNoosa tri 13

エボライドの派生モデルで厚底&転がるシューズ(ノンカーボン)です

 

scribbleofbourgogne.hatenablog.jp

 

条件を揃えるために2~3km区間のデータを比較してみました

(どこのデータを比較するかで結果は変わるんでそこんところよろしく)

 

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GPSの誤差と心拍数の違いがあるけどざっくり言えば

27cmストライドが伸びてキロ4秒速くなっています

ピッチや上下動、パワーも違うけど一番有意差のある項目が歩幅でした

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データ以上に走っている時のフィーリングの違いは歴然

1kmで4秒ですから短距離区間のしぶやニュー駅伝(2.9km)は

カーボンシューズじゃないと勝負になりません

 

scribbleofbourgogne.hatenablog.jp

 

■着地ポイントとターゲットペース

着地ポイントをフォア、ミッド、ヒールと変えてみましたが

走りやすさに違いはありませんでした

転がるようなチューニングがないのでペースあげても脚が後ろに流れないし

自分のピッチで走れることも好印象でした

また走っている時は重さが気になりませんでした

 

 

 

ペースを上げれば仕事をしてくれるDeviate

では、どのくらいのスピードが必要なのか気になります

 

キロ6~5分だと走りにくさMAX

カーボンプレート入りシューズは各社ともにソールが屈曲しません

 

scribbleofbourgogne.hatenablog.jp

 

アッパーは曲がりますから甲の皮が挟まれたり

シュータンに押し付けられて違和感(痛み)が出たり

かかとが浮き気味になります

ある程度強い力を加えないとソールが曲がってくれないので

その閾値が甘く見積もってキロ4分30秒でした

速くなるほど違和感や痛みが和らいで消えていきます

 

 

ミッドソールのNitroはアシックスのFFブラストに似た印象です

ボリュームあってトランポリンのような反発があります

Novaブラストで感じた足指への衝撃も同じでアンダーキロ4ペースだと

反発に負けて21kmで痛くなりそうです

 

scribbleofbourgogne.hatenablog.jp

 

Deviateがフル2時間30分(キロ3分33秒)想定ってのは

あながち大げさではないです

キロ3分30だと足の甲の痛みやかかとの浮きは皆無で

伸びたストライドを武器にグングン進みます

 

■ヒールカウンター

くるぶしの下をクッションで挟み込むタイプです

(ヴェイパーやマジッックスピードっぽい)

履いてみるとホールド感が薄いです

くるぶしから離れた下部を左右から挟まれている感じです

かかとの収まりが悪くてヒールカウンターの深さを測りましたが

他社シューズと大きな差異はなし

 

このタイプは好きになれないのですが屈曲しないソールの硬さを

逃がすための仕掛けかもしれません

 

■膝への衝撃

ランナーにとって膝は消耗品です

大事にしないと長持ちしません

アスファルトでスピード練習する時は厚底を欠かせない理由でもあります

DeviateはNoosaより少し膝にダメージが残りますが

従来のレース兼用シューズに比べれば断然楽です

いつもよりペースが速かったからダメージが残った可能性もあります

 

■総括

カーボンプレート入りシューズの中で比較的安価なDeviate

私の脚力だと10kmまでのレースとスピード練習に使えそうです

しぶやニュー駅伝用に最有力候補で買うつもりマンマンです

キロ5分で走るIronmanには不向きで

サブスリーランナーなら」誰でも履けるカーボンプレート入りシューズ

という印象でした

 

昨日のworkout

ラン3km

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完全休養

脂とビールを補給するために久しぶりのいきなりステーキ

最寄り店は渋谷しか残ってないんだよね