いよいよ手術当日
パジャマのままで過ごすのは嫌いなので着替えました
Ironman 着ると気合いが入るような気がします
毎日走ることに慣れ親しんだ身体には耐えられない静養
病棟フロアだけ行動を許されているのでフロアの端から端を繋いで3kmウォーキング
さらに暇を持て余したのだストロー使って呼吸筋トレーニング
ベッドでストレッチして午後を待ちます
手術着に着替えたのは11時前
昼ごはんはスキップして点滴
そして遂に13時に手術開始
手術台に上り
高周波の電極パッドを腰に貼り
焼灼具の先端がどこにあるのか3次元で分かる位置情報パッドを貼って準備完了
ドラマのように術式や患者氏名、スタッフ名乗り
私のためにたくさんの人が集まってそれだけで感激です
術中の尿管挿入無しで尿瓶をあてがうだけ
これで苦痛がひとつ消えました(嬉)
点滴で痛み止めを注入したら後は記憶がなくて
目が覚めたら病室のベッドで17時過ぎ
カテーテルの傷口は首と鼠蹊部の2箇所
どちらも全く痛みません
現代医学すげー
さてここからが私の本番
抗凝固薬を使っているので止血がままなりません
鼠蹊部の止血のために最低3時間は右足を動かさず寝返り禁止
ここが今回もっとも苦しいと
経験者のこうたんから聞かされていたので
全力で挑みました
出血が止まらず再度圧迫止血
なんとか止まって21:30まで寝返り禁止
動いていなくても腹が減ります
寝たまんま夕食の八宝菜を食べるのですが
なかなかアクロバティックな経験でした
おかげさまで21:30に寝返り解禁
ながい一日が終わりました
トライアスリートはじめ持久系選手には比較的多い不正脈(突発性心房細動)
手術当日を詳しく書き残すのは
後に続く患者さんの不安を少しでも取り除けたら良いなーと思うからです
医学の進歩で年々手術の苦痛が下がり
トレーニング再開も早まっています
誤解を恐れずに言えば盲腸の手術くらいに思っても差し支えないです
(ただし失敗すれば命の危険ありますが)
心房細動自体は怖くありませんが糖尿病や高血圧
65才以上だと血栓ができて詰まることが怖い病気です(脳梗塞や肺梗塞)
もし健康診断で精密検査を求められれば即受診して下さい
どんな病気も早期発見が早期回復につながります
私は運良く精密検査で心房細動が再発したのでトントン拍子に手術まで辿り着きました
みなさんの多くがハートレートモニターをつけてトレーニングしていると思いますが
同じペースやワット数で走っているのに突然170bpm に跳ねることがあれば
機械の故障ではなく心臓の故障かもしれません
私の経験がみなさまのお役に立てれば嬉しいです
昨日のworkout
ウォーキング3km