■ S4
東京マラソンExpoを10時開門と同時に訪れた理由のひとつがS4でした
サブ4を目指すランナー用にアシックス廣田社長が
開発陣にお願いしたという経緯もあって気になっていました
(この記事読んで廣田社長が好きになりました)
特に気になったのが踵のアウトソール
AHAR(黒い部分)が踵の全周囲を完全にカバーしています
ここが重要なポイントです
こちらはメタスピードエッジ+
総走行距離は100km未満です
エリートランナー(フル2時間30分切り)用のシューズは
いずれのメーカーもフォアフットもしくはミッドフット着地用なので
踵にアウトソールがなくミッドソール素材のFFブラストTurboがむき出し
私のような時代遅れのヒールストライカー(踵着地)が履くと
ソールが削れるだけでなく着地で踵が不安定になるので
アキレス腱を痛めやすいのです
(何キロ走っても脚の筋肉が疲れないのでアキレス腱が先に故障した)
scribbleofbourgogne.hatenablog.jp
自分の思い込みを確認したくてS4を試し履き
(左足元には試し履きしたSuper Blastが見えます)
試し履きはビッグサイトのつるつるのコンクリート路面で往復80m
僅か30秒でも走ればシューズのフィーリングは掴めます
S4は、メタスピードエッジ+ほど跳ねません
カーボンプレートがマイルドなチューニングなことと
ミッドソールが高反発のFFブラストTurboと
廉価で軽量なFlytefoamの組み合わせだからでしょう
その代わり高発泡なメタスピードエッジ+で生じる
「カシュっ」という着地音がなく踵着地しても不安定さがありません
Flytefoamは踵側に配置されているのも実によくて
密度が高くて耐摩耗性や剛性も高いのです
アシックス初のカーボンプレート搭載モデルのメタレーサーは
Flytefoamを使用してむき出しの設計ですが削れないんですよね
(トラック練習がメインですが織田フィの往復でアスファルトも走ってこの状態)
メタスピードエッジ+にも採用されているギザギザの靴ひも
S4にも採用されていて解けにくくしっかり締まるので好印象です
S4はサブ4を目指すランナー用と謳っていますが
サブエガ(2時間50分切り)も叶えてくれる強力な武器です
私のIronmanでのランパートは3時間50分くらいですから
このシューズがピッタリだと思います
■ Super Blast
Nova Blastの上位モデルとして登場したSuper Blast
価格はS4と同じ22,000円
製品の位置づけが分からなくて興味がありました
高反発のFF Blast Turboの下に初代から使われているミッドソールの
FF Blastを6mm敷いてアシックス史上最厚底のシューズとしてデビューしました
手にとると見た目と異なり軽くて驚きました
ソール厚ルールに抵触して公認レースには使えないですが
草レースなら履いてみたいです
scribbleofbourgogne.hatenablog.jp
初代Nova Blastは270g / 26.5cmもあって
ロングランや短いインターバルはなんとかなりましたが
ハーフマラソンに使うには重すぎました(本来の目的じゃない)
scribbleofbourgogne.hatenablog.jp
戦闘力は高そうなのですがアシックスとしては
「難しいことは抜きで楽しく弾みましょう♪」
だそうです
初代同様、硬いアスファルトを芝生に変えるだけじゃなく
高下駄を履いたような分厚いソールでもちゃんと走れます
固いことは抜きでジョグを楽しみたい人にオススメします
■(おまけ)Magic Speed 2
写真を撮り忘れましたが簡単にレビューに加えておきます
実は私の周りでの評判が芳しくありません
跳ねないとかフォアフットの横の安定性に欠けるとか…
もちろん高評価もあるのですが意見が極端に分かれます
私は初代を履いてヒールカウンターの作りとアッパーが合わずに断念した
黒歴史があるのでネガティブな印象です
scribbleofbourgogne.hatenablog.jp
さて、2を実際履いてみてどうだったか
メタスピードエッジ+ほど反発性はありません
カーボンプレートよりもミッドソールのボリュームに起因しているようですが
値段を考えれば仕方ないところです
ヒールカウンターは改善されていてフィット感はよいです
ただグリップ感が薄いことが気になりました
路面がつるつるのコンクリートですし試し履きで擦れた個体の可能性もあり
明言は避けますが価格相応で
(カーボンの弾みを)期待しすぎちゃダメよってところです
昨日のworkout
バイク40km
花粉症がひどいので東京マラソンはネット応援
動画編集を片付けてからZWIFTだけやりました