ブルゴーニュの走り書き

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(読書)保身 積水ハウス、クーデターの深層

Netflixで人気だった地面師たち

積水ハウス地面師詐欺事件がモデルになっていますが

詐欺事件よりも、その後の社内クーデターの方がエグいです

 

www.netflix.com

 

人は次々殺されてはいませんが、事件の経緯はドラマと概ね合致します

土地の買い取りを急ぐがあまり、社内ルールを無視してスピード決済

詐欺を見破る機会が何度も逃して55億5900万円をだまし取られます

 

■取引から撤退すべきリスク情報

地主が自分の住所の番地以降の数字を間違えた

権利証の一部がカラーコピーだった

中間会社が取引直前にペーパーカンパニーに変わった(前株、後株)

本物を名乗る地主が内容証明郵便を5度送ってきた

二人のブローカーが抗議にきた

入会業者が逃げていると子会社社長の忠告があった

地主が内覧会に来なかった

地主が自分の誕生日と干支を間違えた

本決済と同時に海喜館の測量を開始した積水ハウススタッフが警察に同行を求められた

近隣住民や知人による地主の本人確認をしなかった

 

そして、様々なリスク情報が集まったのに取引を強行した

 

ドラマのシーンが甦りますね~

 

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事件の後、責任を問われた阿部俊則社長(稟議書決済)、稲垣士郎副社長(稟議書押印、クーデター黒幕)、内田隆専務(稟議書押印)、仲井嘉浩常務(稟議書押印)がクーデター

取締役の西田勲平(後に専務)、堀内容介(後に専務)を抱き込んで

事件の全容を解明しようとした和田勇会長を失脚に追い込みました

 

この後、株主代表訴訟に発展しますが

クーデター政権はまんまと逃げ伸びます

この事件は日本には企業トップの犯罪を取り締まる術がないことを教えてくれます

すべて実名で登場しますので生々しいです