ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

レースレポート 防府マラソン詳報

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【0~5km】19:24
昨年に比べ参加者50%増しの1500人。スタートの混雑を心配したが
皆さんタイムを狙う方々ばかりなので直ぐに巡航スピードに乗る。
天気は快晴、気温もバッチリでやや風が強い絶好のコンディション。
しばしば強風に煽られ単独走は辛いので前のグループを追う。
序盤から鉄人”さくら”氏発見。ウルトラマンゼアスカラーのユニ
フォームはよく目立つ。失礼ながら背中をお借りし付いて行く。

【5~10km】19:07
ペースが安定しているグループを発見。女子トップを含む集団で
最初の入りは19:27。『こっ、これは、3’54”/kmの2:45’行き列車や!』
とここで留まる事を決める。とんだ勘違いと知るのは後々。
集団の後方に位置し、特に苦も無く付いていく。調子が良すぎたのが
仇となり、結果、LAPはとんでもないオーバーペース。エラー続きで
正確な心拍が把握できなかったのはあったにせよ、もっと早期に
撤退すれば傷口は大きくならなかったのに、大して気にもせず押して
しまう。(”前半はじっくり”というアドバイスはどこかへ・・・)

【10~15km】19:27
集団もオーバーペースから一転、落ち着きを取り戻す。
どこかでさくら氏は撤退していた。道のど真ん中を走り大勢の
応援を受ける気分は最高。舞い上がる。

【15~20km】19:35
少しずつ足取りが重くなる。女子トップを視界に捉えてはいるが、
集団もやや縦長。無理して追わずペースを守る。
足裏の突き上げが気になり始めたのは20km手前から。
筋肉疲労でソフトな着地ができず、衝撃が足裏に突き刺さる。

【20~25km】19:48
折り返しを過ぎてからペースはジリ貧。後ろからグループで追い越されて
行く。あまりのスピード差に『10kmのグループ?』と感じてしまうくらいの
ギャップ。クランプストップとアミノ クイックショットを投入するが
雪崩をうってペースが崩れていく。足の着地はパタパタと音を立て、

【25~30km】20:22
キロ4分もキープできない。

【30~35km】22:51
【35~40km】26:35
【40~fin】  11:58
痛みは両足に広がりどこが痛いのかすら判らないくらい一杯一杯になる。
「こんなはずじゃない!」と奮起するも、前を歩く選手にも追いつけない。
38km過ぎ、さくら氏に勢い良く交わされ1秒も付くことができなかった。
気持ちに足は応えてくれない。ラスト4kmが永遠に感じる。
硬いゴムのようになった足を前に送って、懸命に腕を振る。
辿りついた先には2:59:11が表示されていた。

足裏のマメは大きく成長し、爪は出血。無理なフォームで走ったため
脚の付け根にも痛みがある。あ~なんてこった、と思うと心まで痛い。
控えテントに戻っても、思考が宙を漂い身支度もままならず。
ボ~としながら着替えていたら、寒さに襲われ全身が震えだす。
練習を裏切ってしまった後悔とこのままでは終わりたくない想いを
1つにまとめてうどんと一緒に流し込む。
東京マラソンまで71日。もう一度、拳を固く握って立ち上がれ!
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