ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

第30回全日本トライアスロン皆生大会

レース前に掲げた目標、不惑。惑うことなく力を出し切ることが出来ました。

リザルトは総合44位、年代別9位。目指していた50位以内を達成し、
10年前に出した38位に次ぐ成績。本当に良く頑張ったと思います。(自分で褒めてます)

【スイム】0:54:51/172位通過


 
大外はバトルが少なく、第1コーナー(450m先)に早く飛び込めると聞き、
一番外側2列目からスタート。確かにバトルは少なかったが、第1コーナーを
過ぎると鰯の群れの中を泳ぐが如く大バトルに巻き込まれる。


 
泳ぎ難く何とか折り返しの1700m付近を27分半で通過。設定ペースより
2分半遅いって事は125mくらいのビハインドか。泳ぎ難くも先は長いし しっかり泳ぎきる。
※100位上陸する算段が172位!やっちまった事に気付くのはゴール後

【バイク】4:59:05/70位通過
 


 
今年は絶対暑くなる。サバイバルレース必至だったので序盤50kmはペースを抑える。
ところどころ160bpmに迫ることはあって直ぐに力を抜いて長旅に備える。

中盤50~100kmがきつい。暑さに加え風に煽られる。軽く熱中症気味だったのか、
キープレフトで走れない。無意識に道路の真ん中を走ってはマーシャルに注意され、蛇行
しては周囲をヒヤヒヤさせ迷惑をかけてしまう。
(他にもTOMさんを発見し並走しておしゃべりして注意されまた・・スミマセン。)



熱中症対策のスペシャル、塩ボトルを1本用意。500mlのCCDドリンクに塩大さじ1杯。
塩水にうっすら甘味を感じる激マズ飲料だが、5時間かけてチビチビやっていたおかげで大難が
小難になったのかもしれない。体内の保水力が上がったような気がする。
※ただしレース翌日に足がむくんだのは、コレのせいかもしれない。また高血圧の方にはオススメできません。

中間点でスペシャル第2弾、はちみつサプリメント「ここでジョミ」投入。酸味のあるハチミツ味で意外と美味い。
バイクが辛い事に変わりないが体が楽になった。体の活性酸素を消してくれたの?恐るべし「ここでジョミ」!
(ぶっちぎりのバイクパフォーマンスを見せたカボス君もご愛用らしい)



後はエイドでスポーツドリンクとお茶、コーラを取る。固形物は練習でも食べている一口ようかんだけ。
こいつがスペシャル塩水でも、お茶にも良く合う。(笑)
150bpm超でも、ほっこりできたのは有難かった。

終盤100~145km。女子招待の小林恵選手と抜きつ抜かれつ。上りでかわしても下りと平地で先行される。
彼女はその時女子4位。さすがに速い。2段坂手前で千切られて背中を見送る。ラスト10km日野川河川敷は
追い風でも腰が辛くてDHを取れない。後続にバンバン抜かれるが、しっかり足を休めてマラソンに備える。
ラスト5kmでバイク5時間カットを確信。ペースを維持しながら、せっせと補給。ドリンクとようかんを平らげる。
ここでスキー部の光M先輩を受ける。まさか大阪から応援に来てくれるなんて 
ぼ~、としていた意識がサプライズ応援にグッとくる。

※往路80km(復路108km)地点で応援してくれたシンさん、Ryuさんに気づけずゴメンナサイ。
 カッコイイ写真サンキューです。
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【ラン】4:03:05/44位
濡れたXソックスのシワを伸ばしてからサロマレーサーを履く。トランジットに時間をかけても焦る
気持ちはなく、バッチリ身支度整えてからスタート。左手首に映し出されるペースと心拍数を見ながら
ダメージの様子を見る。
気温は高く気を抜けば直ぐに心拍が跳ねる。キロ4分50秒ペース/150bpm巡航。信号待ちのタイムロスが
加わるとキロ何分?目標ペースよりも、この暑さに潰されない事が大事なので折り返しまでは抑えて走る。

バナナのサンバイザーは今年も力をくれる。空気抵抗?、揺れる?、それが何か?(笑)
これで来年もボランティアしようと思ってくれる小中高生が一人でもいれば嬉しい。
エイド毎にバナナをお約束のように補給し、塩とドリンクで流し込む。

最初のエイドを過ぎ、名物の歩道橋手前でミサ君にパスされる。一瞬言葉を交わし背中を見送る。
小さくなる逞しい背中を見ると、口惜しさは微塵もなく、もっと上位に食い込んでくれるよう願うだけ。
口を突いて出た言葉は、彼と私に向けた「いけ~!」だった。
自分も参加者なのに応援するなんて変な話だが、この灼熱地獄に立ち向かう意志、そんな馬鹿げた
ことを共有できる仲間に素直にエールを送る。

国道の松林区間は少ない影を見つけて走るが、米子空港~境港折り返しまでは影すらない。
ジリジリ焦げていく体を氷で冷やす。 その姿は”走るカツオのタタキ”

折り返し地点。エイドステーションを盛り上げ、ねずみ男とハイタッチして自分のテンションを上げる。

時刻は15時、ここからが本当の皆生。崩れず走りきれるか。25kmを過ぎるとキロ5分15秒くらいに落ちる。
30km手前、KOUさん発見。この炎天下で、約束通り猿のコスプレで(爆)
猿とバナナが抱き合って喜び合う姿は、面白い映像だったと思うが付近にカメラクルーはいない。
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KOUさんに諭されて直ぐにレースに復帰。またペースが4分50秒に戻り、黒糖おじさんにも立ち寄って
元気を取り戻していく。

ラスト7km、パスできるのは団体参加者のレースナンバーばかり。前が全然見えない。順位はまったく
判らないが、簡単に抜ける順位ではない事は確か
心が萎えそうなところで、沿道にK冨さん登場。
またまたグッときてペースはMaxの4分半を切ってくる。まさにアゲアゲ、ノリノリ。 
2段階右折の信号手前で2人を捕らえる。 ここからゴールまでは信号がない区間だが信号待ちの
ロスタイムは2分以上。前を追うか、この信号待ちグループでラスト勝負に持ち込むか。

前を追う、追う、追う。誰もついてこない。でも、追う、追う、追う。背中が見えた。が既に競技場入り口。
トラック4分の1差は詰めきれずゴール。(28秒前にゴールしたのは女子3位の美枝子・ケリー選手)


 

【合計】9:57:01(総合44位、年代別9位)
年代別9位か~。8位が津山選手、7位がシドニー五輪代表の小原選手、
6位が元実業団テイケイの車選手・・・。

ド偉い面子を前に6位まで7分差。密かに年代6位以内を達成したらアイアンマンに挑戦
するつもりだった。 壁は厚く、目標は遥か遠くにある事を思い知る。

ここからスイムで2分、バイク3分、ラン2分縮められるか?慎重に走っていちゃ絶対に届かない。
平均160bpmで走りきれるか?3時間も耐えられない。さーどうする。



答えはシンプル。挑まなければ始まらない。
 
みなさん、本当に本当に応援ありがとうございました。