ブルゴーニュの走り書き

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ポラール(POLAR) RCX5の魅力と課題

イメージ 2ポラール(POLAR)RCX5、使ってみて気がついた事をまとめてレポートします。











イメージ 1ガーミン(Garmin)310XTのユーザーだったからこそ気づく事もあり、インプレした
いと思います。

ポラールRCX5の魅力】


①デザイン
画面が大きくて薄い。これだけで買う価値があります!
フルウェットスーツの袖にも問題なく収まります。

②水中でも心拍測定可能
これも凄い技術革新です。さすがにHRMのパイオニア

③心拍解析システム
内臓アプリ「フィットネステスト」を利用すれば10分で予想上限心拍数を算出してくれます。
年齢、キャリアなども加味して弾き出した数値です。「220-年齢」を使っていましたが
レースではオーバーすること多々ありました。今回算出した数値は8拍ほど高く
絶対レースで追い込んでも出せない納得性のある数値になりました。
他にも「OwnIndex」にて予想最大酸素摂取量(VO2Max)を算出できます。
定期的に計測することで調子の上げ下げを客観的に捉える事が可能になります。

④表示データ
一画面で同時に4項目のデータを表示できるのは310XTと同じですが、こちらは
時間表示が時分秒まで出せます。(310XTで4項目表示では秒が割愛)

⑤充電し忘れてもHRMは使える
310XTで2回ほどやっちゃったのは、練習直前になって充電し忘れている事に気づくこと。
まぬけな自分がいけないのですが、凡ミスがついてまわります。
練習マシンに特化した分310XTは電源ボタンを押して起動するまで気が抜けません。

⑥ユースフル
列挙したら切がないので、他は一項目にまとめます。
・カロリーリマインダー(消費カロリー毎にアラームがなり補給タイミングを知らせる)
・日本語マニュアルダウンロード
・データ管理Webサービスインターフェイスがきれいで動きが軽い
・普段の腕時計として使える



良いことばかりのポラール(POLAR) RCX5ですが、課題もあります。

ポラールRCX5の課題】

①バイブレーション
310XTにあってRCX5にないもの。一番大きな点はバイブレーションです。どんなノイジーな環境であっても
ボタンを押して作動したかどうか振動で判ります。ボタンを押して、か細い「ピッ」音だけじゃ不安です。
充電式で筐体が大きいからこそ可能な機能なんでしょうね。

②データ項目
Evelation(海抜)は欲しいです。トレランした時、ピークまでどれだけか知ると励みになります。
山は距離じゃなく高度が目安になりますから。625Xには付いていますが圧力計も筐体を厚く
しちゃうので割愛されたのかもしれません。
お遊びですがGrade(傾斜)なんてのも欲しいです。GPSなので精度は???ですが
310XTには表示させていました。

③オートマルチスポーツモード
予め設定しておけばラップ毎にスイム→バイク→ランの各カスタマイズ画面に切り替わります。
好みでトランジットタイムを加味したりスルーしたりもできます。RCX5はバックボタンを押して
毎回スポーツ種目を選ぶマニュアル式です。

GPSも防水
RCX5は本体30m防水、GPSユニットはIPX7の生活防水。ウェットスーツの下なら大丈夫そうですが、
310XTは50m防水。安心感があります。

⑤ナイトモード
充電式の成せる技ですが、使用中ずっとバックライトをONのままにできます。RCX5のナイトモードは
作動中に1度バックライトを点灯させると以後止まるまで、ボタンを何か押すごとにバックライトが点く仕様です。

⑥ANT+の拡張性
WINDもANT+もBluetoothの応用技術ですが、囲い込んでディフェクトスタンダードを狙うポラール
技術情報をオープンにした陣営拡大し業界制圧を目論むANT+との大きな違いです。
いつかANT+に統合されていくんだろうなと思いつつRCX5の寿命より先の話だと推察しています。

【補足】

GPSとHR精度、GPS補足までの時間、データ転送の簡易さは同じレベルに感じます。
また、310XT使用時には、ドネーションソフト(利用無料、気に入ったら寄付しま
しょう)の
SportTracksというデータ管理ソフトを使用していました。純正が使いづらかったんです。
SportTracksでは、ポラールの旧データでもインポート、エクスポートできました。

全部のデータを引っ越すつもりはありませんが、主要大会のものだけは長期で保管したいですが
ポラールWebサービスは未対応のようです。