今期、エアロポジションを変更した。
従来は肘を90度に曲げ、下腕を水平に突き出すオーソドックスなフォーム。
2005年 IF9000light導入以前からずっとこのポジションで、これがベストと考えていた。
だが、しかしである。145kmを走るバイクパートでは腰が破綻してしまうのだ。
背中が張らないようにステムを短くしても、幾分の変化はあるものの終盤(千代川河川敷)で破綻は免れない。
一方、ブレーキブラケットや下ハンを握ると、腰が破綻しない。
この違いはどこにあるのか、考え行き着いたところが、手と肘の位置であった。
従来エアロポジションでは、肘が支点となり肘関節は固定化される。上半身を支える筋力が少なくて済むが
関節稼働域が制限されて腰痛に至ると考えたのだ。
新エアロポジションは、下腕を前下がりにし肘と脇の角度を90度以上に開く。
エアロバーを引く事から押すイメージに変え、同時にエアロバーの間隔を絞り肘を狭くセットした。
このアイデアは、2003ツールドフランスのウルリッヒから想起したもの。
アームストロングと覇を争った氏は、UCIレギュレーションの中でより腕を長く伸ばし空気抵抗を
この違いはどこにあるのか、考え行き着いたところが、手と肘の位置であった。
従来エアロポジションでは、肘が支点となり肘関節は固定化される。上半身を支える筋力が少なくて済むが
関節稼働域が制限されて腰痛に至ると考えたのだ。
新エアロポジションは、下腕を前下がりにし肘と脇の角度を90度以上に開く。
エアロバーを引く事から押すイメージに変え、同時にエアロバーの間隔を絞り肘を狭くセットした。
このアイデアは、2003ツールドフランスのウルリッヒから想起したもの。
< 2003ツールのウルリッヒ>
下げることを追求しこのフォームに至ったとのだと思う。
レベルもアプローチも違うが、氏の研究熱心さに敬意を表する。
あれから10年、エアロポジションはトップ選手でも百花繚乱、日々進化している。
下腕水平が多勢を占めるが、2012年ジロ最終stで逆転優勝したヘシュダルはやや前下がり派。
TTは得意ではないがスカルポーニは前下がり派。
四肢の長短や柔軟度で定まることのないフォームだが、未だ途絶えずに前下がり派がいる事を嬉しく思う。
あれから10年、エアロポジションはトップ選手でも百花繚乱、日々進化している。
下腕水平が多勢を占めるが、2012年ジロ最終stで逆転優勝したヘシュダルはやや前下がり派。
TTは得意ではないがスカルポーニは前下がり派。
四肢の長短や柔軟度で定まることのないフォームだが、未だ途絶えずに前下がり派がいる事を嬉しく思う。
<2012ジロ ヘシュダル>