ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

永遠のゼロ

永遠の0 (講談社文庫) 百田 尚樹
http://www.amazon.co.jp/dp/406276413X
いつもと比べ読み進むスピードが速かった。

イメージ 1


それは展開が秀逸だから。どんどん惹きこまれて私は夜更かし3連荘。
昨日なんかイージー週を理由にラストまで読みたくて練習をパス(笑)

この小説は、読んだ後に何を感じるかがとても大切だと思う。

18歳の夏に訪れた知覧、そしてうちの田舎 小豆島が脳裏に浮かんだ。
合宿免許で鹿児島入来に20日間滞在、オフ日に連れて行ってもらった特攻平和会館。
あの時はなんとなく観て回っただけ。家族のいる今は違うことを感じられそう。
子供の頃、海水浴をした古江は人間魚雷回天の訓練基地があったところ。
知覧も古江も何もない平凡な風景だけど、相容れない歴史が潜んでいる。

小さな事で一喜一憂を繰り返す現代の私たちが、
過去の犠牲の上に成り立っている事を身近に感じさせてくれた。
年度初めの4月、心あらためて今日から頑張れる気持ちになった。

全世代に読んで欲しい。そして、それぞれに何かを感じ動き出して欲しい。
そんな後味をひく名作です。

昨日のメニュー
S 2k
R 8k