ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

25th皆生~折れない心

2年ぶりの皆生。”慣れ”と言う魔物が私に与えた4つの試練。
レース展開を軸にご紹介したいと思います。

成績は奮いませんでしたが

スイム193位、バイク156位、ラン176位で総合は139位

バランスよくやれば総合成績は上がる好例です

 


【swim】0:59:44 (193位)
潮の流れを第1コーナーまでのブイの並びを見て確認。中央よりやや外側、3列目あ
たりに陣取る。スタートはゆっくり慌てず泳ぎやすいところを探しながらペースを維
持。中間点を28’で通過しまずまずの出だし。後半はややペースを落とし59’44”で
上陸。

【bike】5:04:29 (種目156位)



いい感じで走りはじめると前半の畦道で岡いずみ選手に、降車区間の地下道で亀田さ
んに追いつく。「走れてる」と言い聞かせつつ足に力を込めると第1の試練がやって
きた。

第1の試練:パンク
去年の4月に交換したタイヤとチューブ。いつもはレース前に交換するところを痛み
がなかったので節約した事が裏目に。70km近辺だったと記憶していますが、なんの
変哲もない平地で「パンッ」という乾いた音と共に前輪がフラットに。タイヤに異物
が刺さっていない事を確認しチューブを交換するが携帯ポンプで圧アップに手間取り
10分ロス。気を取り直しリスタート。上りに入ると第2の試練が待っていた。

第2の試練:靴擦れ
裸足でバイクシューズを履いたらストラップが余り、クランクに擦れているのを発
見。上りで抵抗になるのを嫌って緩めにしたのが大失敗。足が靴の中で遊んでしまい
靴擦れを起こす。中山町ASでカットバンを頂戴するまでは走りに集中できず、気合の
なさを猛省。嬉しいはずの皆生で気乗りしない。気の抜けた走りをしていたら、松本
晴美選手にパスされる。気合を入れ直し、前に出るが長続きせずに上りで千切られ
る。130km地点の川沿いの平地向かい風でも思い知らされるが重いギアが踏めな
い。無理して踏んでいると次の試練が待っていた。

第3の試練:痙攣
ゴール300m手前。バイクの上で靴を脱ごうとした瞬間に腿の後ろにきました。いつ
も携行する痙攣防止”クランプストップ”を切らしていた事も失敗。(現地調達に失
敗した時点で対策をうつべきだったが後の祭り)

【run】4:25:03 (176位)
ダメージを引きずってランをスタート。最初の1kmは痙攣を騙しながら抑えるも、
5kmまでに足が戻り気合復活(でもキロ6分)。暑さの中、氷作戦が奏功し前を
次々に拾っていくが最後の試練は思わぬところで起こった。

第4の試練:ミスコース
昨年欠場したにも関わらずコースチェックを怠った事とトイレ休憩で前走者を見失っ
た事など人為と偶然が重なってミスコース。19km地点の夕陽丘ASで折り返し、1.2
km走ったところにあった距離表示を見つけミスに気づく。

これだけ試練が続くとさすがにメンタル的に参ってしまい、レースを投げ出したく
なったが、心折れずに完走できたのは周りを走るアスリートの姿だった。

「私より後を走る選手がじっと前だけ見つめ走り続けている。なのに自分はちょっと
トラブルが続いただけで弱っている。なんて情け無い。こんな事でリタイヤしたら後
ろで頑張っている選手に失礼や!」そんな偉そうな事を真剣に思いつつゴールまで
走ったのでした。