ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

今年も評判は上々です




先日の出前講座の感想が届きました。



経済学部3年生に対してさまざまな企業がどんな取り組みをしているのかを紹介するんですが、



コナから戻って7日後。レジュメは準備できましたがバタバタして時間がとれず



本番を迎えました。



 



感想で最も多かった評価は、



■我が社、フランス企業への興味(43評価)



・少数の従業員でお互いが高いスペックを持っており、リスペクトしあえる環境が凄い。



・能力が高い人が集まると良い会社ができるのは必然のことで、それが当てはまる会社。



・知っている英語は会話で使うように指示するフランス人上司。普通の会社では聞けないエピソード。大阪への帰省チケット、フレックスタイムが魅力的。



・自由な働き方に魅力を感じた。仕事がいかに自分にあっているかが重要であると気づいた。会社の選び方が学びになった。



・最先端を走っている企業だと思う。



・この授業でお話を聞いた企業の中で一番良い企業だと思った。



 



2番目は、



外資系企業あるある(15評価)



・オフィスでパーティーをやるというのは日本企業では無いので驚いた。



・イベントが日常にある感じがした。



・日本は時間に厳しいのに残業に寛容というのは同感。



・勤務時間にワインとのマリアージュを確かめるトレーニング、羨ましい。



 



3番目は、



■講師(17評価)



・自分が好きなものについて伸び伸び話しているようで本当にチーズと仕事が好きな思いが伝わった。



・様々な経歴を通して考え方を変えながら失敗を糧にしていく、変化を恐れないスタイルに憧れます。



・色々な職場を渡ってきたから説得力が凄い。自分の性格の長短所を理解し、仕事を見つけていく話など就職を控えている自分にはタメになった。



・自分の意思があり、やりたいことがはっきりしていて凄い。



・転職を経て培った経験値が活きている。20代の頃の自身の意気込みや苦労話が参考になる。



・多くの選択肢からチーズの会社を選んだ理由が凄い。



・先生や色々な仕事をやっていたからか講義が分かりやすく聞いていて心地よかった。



・講師のキャリアや考え方が面白かった。自分の得意な分野で自分の居場所を作るということを学んだ。



6度転職をした人の話を聞けることが今まで無かったのでとても興味深かった。



 



 



4番目は、



■就職、転職、仕事観(11評価)



・何事も3年くらい続けないとキャリアにならないと思った。



・会社の見るポイントなど勉強になった。



・社会に出る上での教訓になった。



・人生のキャリアデザインまで話を突っ込んでくれて勉強になった。



・自分ができることを活かせる場所、仕事でやっていくことが大切だとわかった。



 



 



5番目は、



■市場特性への適応(6評価)



立ち居地は違っても寄り添うことが大切という言葉が印象に残った。



関税、長距離輸送など様々な問題に考えて実行しているところが素晴らしい。



国によって消費者が求めるものが違う点が面白かった。



 



6番目は、準備不足でとっ散らかったトークへの戒め



■ダメ出し(3評価)



・商品説明のような場所を設けられたという感想しかない。



会社説明会に来ている気分になった。どのように会社を伸ばし、課題をどう解決したか知りたかった。



・会社の自慢話でまったく興味が湧かなかった。話の内容がコロコロ変わり言いたいことが理解しがたい。



 



 



100名近い人を全員満足させる講義は難しいですね。



素人としては善戦したというところでしょうか。




学生のみなさんに多少のインパクトを与えることができて満足していますが、



敢えて強く伝えず臭わせるだけにしたものもあります。



 



それは、


「あなたたちの未来について私や親のアドバイスは役に立たない」



ということです。



 



大学生のみなさんが私と同じアラフィフを迎える30年後を予見できる人は



誰もいません。



私たち親世代は大企業が倒産したり、スマホが出現したりと想像すらできない変化を



目の当たりにしてきました。



同様の変化が未来に起こることは間違いありません。



 



子供たち世代には、大人の言うことを参考にしながらも、



アンテナを高くして、嗅覚を鍛えて、



変化を楽しめる人になって欲しいのです。



 



うちの会社では、外部に提示できる資料はすべて英語版なのですが、



「日本の学生向けなんだから日本語訳を付けてよ」と思うか、



「縮小していく日本市場から飛び出して世界相手にビジネスしなきゃ」と考えるか。



思考ひとつで人生が大きく変わる時代が迫っていると感じています。