永訣 - ブルゴーニュの走り書き

2013年6月、義父から貰った一言。

『くっすん、トライアスロン頑張っているけど、たいした成績がない。もっと良い成績出すのかと思っていた。』

ヘタレ返上するために、加西で総合4位を獲るも褒められず(笑)

本人に他意はなく、ただ何気なく感じていたことを口にしただけなんでしょう。

それを励みに今日まで頑張って来ました。

いつかIronman Hawii 出場を決めて、

どんな反応をするか楽しみにしていましたが、それを叶える事は一生出来なくなりました。

先月の帰省が今生の別れであると覚悟していましたので、しっかりお別れをしておりました。

僅かな期間をホスピスで過ごし苦しまずに最期を迎えられたことに

ホッとしています。

知らせを受けたビンタンからの7000km。

喪服はなく、着の身着のままで直行し、

最後は

タクシーが捕まえられずヒッチハイク。

（緊急事態に手段は選びませんよ！）

奇跡的に告別式の30分前に辿り着き、一目だけ再会できました。

最後の孝行が出来たと思います。

あれから3日、家族に笑顔が戻り心穏やかになっているのも、長い時間をかけて

逝ってくれた義父の優しさだったと感謝しています。

身近な人を亡くし、

やりたいことはやっておこう

と、より強く思うようになりました。