ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

美しさの定義なんて時代で変わる フロントトリプルという徒花

 

1998年か99年に組んだバイクです

(Look KG-171 TDF special)

人気プロチームONCEのレプリカで翌年にはKG-181として市販されました

永らくONCEとLookの蜜月が続いていましたがGIANTに乗り換えたんですよね

 

ステムがスレッドからアヘッドに変わる過渡期のモデルで

ヘッドはノーマルサイズです

パイプ全体がCr-Moみたいに細くて華奢ですが

ちょっと今のバイクでは見かけない仕様になっているの分かりますか?

 

 

実はフロントのギアが3枚あるんです

6500系アルテグラに採用されたフロントトリプルは52/42/30T

スプロケは12~23Tで舞鶴の激坂もクルクルすいすいでした

青いアウターリングはTA製でリムはMAVIC Open PROでした

 

 

シリーズにはサイコンもラインナップされて

ギアの表示やSTIレバーを握ったまま表示ページを変えられる

エポックメイキングなシリーズでしたが

フロントトリプルは1代限り

後継6600系では姿を消してしまいました

 

廃番になった理由がロードバイクの審美性

要するにロードバイクにフロントトリプルは似合わないというものです

フロントにギアを3枚入れるとQファクターが広くなりますが

シートチューブが550mmを超えるフレームなら誤差範囲です

 

審美性には他にもあってスプロケは小さいほど美しいというもの

当時は12-21Tが最上で23Tまでは許してもらえますが

それより大きな乙女ギアはご法度だったかな

 

今じゃディスクブレーキのローターより大きなスプロケがついて

フレームパイプはカーボンの極太

クランクデザインもフレームデザインに合うようにマッチョになりました

20年前の審美観でフロントシングルにバカデカいスプロケと28Cタイヤを見たら

どう思うでしょうね

 

美しさの定義なんて20年もあればゴロッと180°変わってしまいます

 

昨日のworkout

ラン12km