東京マラソンEXPOの楽しみは新作を手にとったり履けたりできること
目玉のひとつアシックスの新作を試し履きしてきました
エリートランナー向けの飛び道具をサブ3.5程度のランナーがレビューしていますから
偏った意見であることをご容赦ください
■メタスピードエッジパリ (Metaspeed Edge Paris)
現行モデルよりも反発力が増してよく弾みます
素材変更と厚さを増したミッドソールは強力な武器になりますが
これで42kmを走りきるにはフル2:30の脚が必要です
脚力が足りなくても10kmまでの短いレースなら
使えると思いますがランナーを選ぶシューズであることに間違いはありません
(スピード上がると不安定さが増すので逆に扱いが難しくなるかも…)
アッパーも変わったそうですが現行モデルでも不満はなく
感動はありません
現行モデルは前足部がアッパーに対してミッドソールが横にはみ出す意匠でした
これはフォアフット着地の安定性を高めると同時に
ミッドソール素材を増やして反発力を稼ぐ設計でした
パリははみ出しがなくてスッキリしたデザインになりました
■メタスピードスカイパリ (Metaspeed Sky Paris)
このシューズを履きこなせるランナーがどれくらいいるでしょうか
それくらい厄介なジャジャ馬です
とにかく跳ねてよく進むのですが
走らされている感が強いです
また前足部でミッドソールを潰すような着地をしないと
反発力を活かせず走り方を制限されて窮屈さがありました
(自分の好きなようにノビノビとは走れない)
すこし後足部が広がりましたが
90°の直角カーブやUターンだと不安定です
(自分がヒールストライカーだからです)
グリップは良好で現行モデル同様に濡れた路面でも滑らないと思います
真っ直ぐな路面であればよいのでしょうが
路肩のちょっとした傾きでもシビアに反応するので
長く履くと関節への負担が気になります
筋トレでも関節を鍛えることはできませんから
膝の横方向(腸脛靭帯)や足首、股関節を故障しやすい方はご注意ください
私は150kmでギブアップするかもしれません
素材変更によりミッドソールの耐摩耗性が上がっているように感じます
むき出しのかかとの減りが改善できているか気になるところです
ソールが分厚くて屈曲しませんがビヨンビヨン跳ねます
特に土踏まずの下にスーパーボールが挟まったような印象でボリューム満点です
現行品で気になっていた着地音「カシュッ」が無くなりました
これは駅伝なんかでライバルに疲れ具合を悟られないので嬉しいです
昨日のworkout
ラン6km