みなさんは、福沢諭吉「学問のすゝめ」を読んだことがありますか?
一万円札肖像、慶応義塾の創設者で馴染みはあっても、
著書を手に取る機会は意外に少ないのでは?って思っています。
(自分への言い訳が滲んでるなぁw)
本書の最も驚くべきポイントは、
140年前(明治初期)に書かれた内容ながら
その主張や指摘は現代においても輝きを放ち続けていることです。
明治初期と言えば、政府や制度は未整備で民主主義はよちよち歩き。
列強の侵略から逃れるために文明化を急いだ時代であります。
御恩と奉公の呪縛を解き、藩の庇護から抜け出て
賢い民になろうぜ!的な
明治の啓蒙書がなぜ今も輝きを放つのか?
それは、
我々現代民衆が140年の時を経ても未だに「お客様」のままだからです。
福沢諭吉は、民衆の総意で国の運営を政府に託し運営資金を税金として供しているのだから
民衆と政府に上下関係はなく、政府の妙な法律や無駄遣いには目を光らせ、時にはクレームを入れてこそ
真の民主主義は成ると説いています。
260年続いた江戸時代は、藩の保護下で安全を手に入れる代わりに文句は言わず年貢を搾り取られるだけ。
悪しき慣習からの脱却が本書の要諦です。
ところが、現代の私たちは140年経っても国の運営は政治家任せ。
時代背景は大きく異なりますが、政府任せの運営が続くと列強の侵入を許し国が滅びるとのこと。
また、国の自立は、個人の自立独立があって成り立つ。
家族を養うことに満足せず、自分の仕事を一歩でも進歩進化させることが個人の使命!
ここに物凄く力をこめている福沢諭吉。
うっ、耳が痛いです(>_<)
大阪に縁深い故に関西弁に超訳した本書ですが、
要所は押さえていると思います。
最新のビジネス書の合間に古典を挟んではいかがでしょうか。
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昨日のworkout
バイク(ローラー)45km
ラン6km