ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

キャシャーンを観て世界を憂う

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【今日は小豆島にもスポーツにも関係なく 面白くない話なので読み捨てて下さい】
日曜日の夜に映画版「キャシャーン」をやっていた。
アニメで観た同世代なら懐かしいタイトルに惹かれて観た人も多いのでは。

でもアニメが勧善懲悪のシンプルなストーリーに対し映画版は非常に重いテーマを突きつけてきた

示唆その1.憎しみの連鎖
戦争・テロ~果ては町内会のゴタゴタに至るまで憎しみは連鎖するということ。
憎しみから暴力に走ると 暴力をうけた相手も憎しみを覚え暴力を返す・・・・延々繰り返す。
一方から観ればテロであっても もう一方からすると正当な理由があったりする。

映画では新造人間が人間に復讐を始める事に端を発するが、
新造人間は人間の身勝手で研究され生み出された産物。突然 実験に成功し新造人間が急に沸いてきたから始末するなんて新造人間からしたら たまったものではない。

現実の世に置き換えると同じパターンの連鎖だらけ。人間は神に近づこうとあらゆるものを発明し 営みを繰り返してきたが 心は神に近づくことはなく むしろ悪魔に近づいたのかもしれない

憎しみの連鎖を断つことなど人間にできるのだろうか・・・。

示唆その2.大きな力が支配する恐怖
第7管区(だっけ?)の人を”つぶして”作った造形物が新造人間なんだけど
その捕獲役を軍隊が担っていた。戦争の意義など知らず、ただ命令だからと目の前の敵を殺し続ける凶器。戦争の目的は対テロだけど実は実験用人体の収集が目的であり、真の目的は支配層の延命に使うことが目的だったのだ!
あれれ?これってイラク戦争の構図そのものか?
ブッシュ家が石油利権を手に入れるため戦争しかけて 今はそれを取り繕うため必死のパッチ
終いにゃ 大量破壊兵器はなかった なんて開き直りもかましちまう。(やぱい方向に話が進まないようにここらでStop)

何もアメリカを持ち出さなくても身近に大きな力って支配してませんか?

例えば会社で一生懸命 業績目標達成のために働いているとしても
経営層からみれば 株主から更迭されないためだったり。。。
株主からみれば いかに高く企業価値を上げ売ることが目的だったり。。。

いかん、いかん仕事が煮詰まって発想が あらぬ方向に行ってしまった