いつもならサラサラと書けるインプレですが、
なかなか筆が進みません。。。
良いか悪いかで言えば間違いなく良くて、
当代きってのトライアスロン用最高機種であることは疑いようのない事実なのですが
使ってみて735XTで感じたような 『驚き』がないんですよね。
なんでだろう?
ここまで自問自答の日々でした。
<驚きがない理由>
その1:革新的技術がない
心拍数の手首計測は、息苦しい胸バンドからアスリートを解放しました。
室内スイムモードは、距離を計測しペースの変化をデータ化する画期的な技術でした。
945は技術的な進歩は随所に見られますが、アスリート生活を一変するような仕掛けがありません。
稼働時間は伸びて、ウルトラトラックモードなど小細工をしなくても
余裕でIronmanのレース時間をカバーします。
音楽が聴ける、地図が見れる、支払いができる、
事故検出と援助要請ができるなど機能をいっぱい盛り込んでくれたんですが
「おぉ~」ってインパクトがない。
ストレススコア、ボディバッテリー、暑熱馴化など新しい概念を持ち込んでくれましたが、
起床時心拍数やTrainingPeaksの各種メトリクスを凌駕するものではありません。
すべてが正常進化。
良いんだけどインパクトがありません。
ピッチ、ストライド幅、接地時間、上下動、左右バランスを測定するランニングダイナミクスは、
その数値を把握しても走りを改善できる代物ではなく、「それで?」と質問したくなります。
その2:値段が高すぎる
Amazonで正規品を買ってポイント還元差し引いて実質67000円でした。
2016年に735XTを個人輸入した際は36000円です。
高くて高機能は当たり前。
この値段が感動を薄めているかもしれません。
1990年代初頭を知るトライアスリートならポラールのトップモデル(バンテージ/約10万円)と比べて
安いと感じるかもしれませんがねw
広告塔だった往年の名選手、パウリ・キウルが懐かしいです。
<それでも945を選んだ理由>
すべてが想定内で面白みに欠けるモデルですが、945が最良の選択です。
ガーミンの中で3種目連続で計測できるマルチスポーツモードがあって
パワーメーターに対応できるもの。
その上で安いことを加えれば935か945の二択です。
購入にあたって935という選択肢もありました。
12000円の価格差で得られることは、最新チップによる省電力化と処理速度向上。
935はオープンウォータースイムでGPS精度が落ちる(n=1)というウワサを耳にしていました。
また、心拍数の精度は大きな違いがないとのことでした。
私にとって毎日使うものですから、迷った時は「高い方を選ぶ」ことにしました。
対抗馬としてPolar VantageVと中華のXiaomi Amazfit Stratosという
選択肢にありました。
しかし、どちらもANT+に対応していないことがネックになり見送りました。
<945の課題>
最新モデルで唯一気に入らないのがGPSの反応の鈍さです。
735XTと比較してGPS捕捉に時間を要します。
(2秒vs5秒くらいの違いですが)
同じ原因だと思うのですが、オートストップ/リスタートが
ワンテンポ遅いです。
ファームウェア更新しても改善されません。
ここは改善していただきたいポイントです。
(追記)
手首計測の心拍計も妙な数値を吐き出します。
電源オンオフでは改善できず、
本体リセットして様子をみます。
昨日のworkout
ラン5km
疲労困憊です。身体が重いし、起床時心拍数も跳ねているので
大人しく休養します。でも、TSBは-6なのよね。
そんな訳で銭湯で、Heat shock protein therapy
気温が下がったせいか、とても楽。
湯船から上がって保温15分の間も指先がビリビリすることも無し。