ビジネス本で時々お目にかかる「思考のモビリティ」という言葉。
・思い込みに縛られない
・これまでの常識を鵜呑みにせず疑える
・新しい価値観を受け入れられる
・変化し続ける姿勢
おおよそこんな感じの意味なんですが、
私達の楽しんでいるトライアスロンは究極のモビリティゲームだと思います。
レースに至るプロセスを含めて考えると
確立された練習方法はなく、最新メソッドは常に上書き更新されます。
常にいかに速く、いかに楽に、いかに効率的にできるかを考え続け、
ネットでトレーニングやグッズの情報をあさり、
仲間と酒を酌み交わしてはあーだのこーだの意見を交わす。
新しいモノには先んじて飛びつき(人柱も恐れない)、
レース中に訪れる熱中症に低体温症、パンク、足のマメ、痙攣、吐き気と数々の試練をうまく切り抜ける胆力と知力と体力。
新しい世界の扉を開く好奇心とゴールテープを切った時の感動こそが
私達を強く動機づけしてくれるんですが、
これがまさに 「思考のモビリティ」なんです。
モビリティ=柔軟性ですが、
意訳すると「しなやかさ」がしっくりきます。
ガツガツせずにさらりと対応しちゃうかっこよさ!
ここが大事です。
トライアスロンやっていると、それ以外のことは何でも出来ちゃいそうな
得体の知れない自信が身に付きますが
思考のモビリティも自然と備わってくるんですよね。
Covid-19でプールが閉鎖されたらどうやって補うか、
外出自粛でバイク練に支障があったらどうするか、
レースが次々に中止や延期になったけどどうモチベーションを保って楽しむか、
この2か月間で自身のモビリティが試されるシーンがたくさんあって
私達トライアスリートは都度乗り越えて来たでしょう。
「アイデアは移動距離に比例する」って言葉もありますが
トライアスリートは自らの力で移動し続ける生き物です。
動き続ける限りアイデアが枯渇することはなく、
解決法が思いつかない時は走りながら考えるという離れ業も使えます。
更にレース会場までが遠いので移動距離はますます伸びて
アイデアが湧く土壌が出来上がります。
高っかいビジネススクールに通うことなく、
思考のモビリティが身につくトライアスロンは自分への投資だと思います。
トライアスロンを通して観て聴いて感じたすべての体験が
発想・思考の源泉になるのでゴールテープを切る度に費用回収できます。
頭が良い人ならビジネスやライフスタイルに結ぶつけて更なる利益を生んでくれるでしょう。
だから、じゃんじゃん投資しましょう!
(結局は好きだからトコトンやってるだけなんですけどね)
昨日のworkout
スイム1km
バイク37km
ラン6km
1週間ぶりに表参道へ。
営業している店舗が増えて、行きかう人も増えました。
街の様子もあちこち変わり始めています。
本来であれば東京オリンピックにあわせて改修が進んでいた
バリアフリーの駅の出口は工期に余裕をもって動いています。
いきなりステーキも営業再開していたので
ワイルドハンバーグ300gを補給して夜錬に備えます。
今夜のメインセットはZone4(270~283w)15分2本(レスト4分)
Tour for all #5 Alpe du Zwiftの上りを利用して実施しました。
勢いよく先頭で上りに突入したんですが、
1kmで先頭を譲り、
その後、3位に転落して4分レストを省いたら第8レッグ以降はZoneを維持できず。
苦しいレースでした。