ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

マラソンは必要なのか?

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■疑問

Ironmanには42kmのランニングパートがあります。

秋冬になると多くのトライアスリートがマラソンに挑戦しますが、

ラソンを走るとIronmanのランニングパートが速くなるんでしょうか?

 

■私も昔はマラソンランナーでした

振り返ってみると最もランナーとして好調だったのが2010年(40歳)。

福知山マラソン(2時間46分)、東京マラソン(2時間57分)、

皆生トライアスロン(ラン4時間3分)に関西シクロクロスをフル参戦で

年間8レースでした。

 

最後にマラソンを走ったのが2012年(42歳)。

篠山マラソン(2時間53分)、皆生トライアスロンデュアスロン2ndラン3時間56分)と

関西シクロクロスフル参戦で年間10レースでした。

 

最後の皆生を走ったのが2014年(44歳)。

ラソンには参加せず、皆生トライアスロン(4時間2分)

東京への転職があって年間8レースにとどまりました。

 

レース詳細は、ホームページをご覧ください。

 

 

そして、現在(2019年)49歳。

皆生とIronmanを比較しようにも信号ストップがないし、

気温も違うので単純に比較はできませんが

Langkawi(3時間50分)、Hawaii(3時間52分)、Phillipines(4時間8分)と

あまり変化していません。

加齢を考慮するなら速くなっているとさえ言えます。

 

■結論(n=1の暴論?

 

秋冬にマラソン走っても、走らなくてもIronmanのランタイムは変わらないと思います。

それよりもバイクパートで余裕を持って速く走ることがランタイムに影響すると考えます。

盲目的にサブスリーを達成しなきゃ、月間300km走らなきゃと思っていた

若い頃の自分に教えてあげたいです。

「マラソンを無理に走る必要はないよ」って。

 

ランニングを嗜んでいるなら、いつかはサブスリー

いつかはサブエガ(2時間50分)と思う気持ちは理解できます。

もちろん自分もそうでしたから。

 

でも、そのために多くの時間を費やし、夏はトライアスロンに興じて

冬はマラソンシクロクロスに興じる。

時間がいくらあっても足りません。

一番残念なケースは、無理に推し進めて慢性疲労に陥ること。

疲れた状態で練習して、それをペース設定の基準になるし

レース前に疲れちゃっているから中途半端な結果しか出ないこと。

 

■提案 一度立ち止まって考えよう

 

だからマラソンは走っちゃダメとは申しません。

フルマラソンは練習とレースを含めて時間的および身体的な

ダメージがデカイってこと理解した上で、回復期間を設けるか

もしくは、ハーフマラソンやトラック練習で代替できないか一考の余地が

あると思います。

 

結果が出ない時ほど、追加したくなるのが人情ですが、

実際は無駄なことを省いて休養する引き算が正解です。

 

極端な話、月間100~150kmでその全てをトラックのスピード練習で行って

フルを2時間30分台で走る市民ランナーから学ぶところはあるんじゃないでしょうか。

歳をとるほどスピード練習が走力の維持に必要になると鏑木毅さんも仰ってました。

 

フルマラソンを走らなければならないって思い込みを再考してもらえれば本懐です。

 

■自分に反論

 

とか言いながら自分はサブエガを達成しています。

この体験は一生モノです。どこへ行っても、洋の東西を問わずランナーなら

自己ベストは必ず訊かれます。

その時、「2時間46分」は強烈なインパクトを与えてくれます。

 

「Because investing in experience is the only thing that will prove that your life is rich in the future.(経験への投資が、将来、自分の人生が豊かだったと証明する唯一の財産になるからだ。)」

 

フルマラソンの持ちタイムは、自分の豊かなランニング人生を証明する財産という側面もありますね。

経験への投資と考えれば、タイムや順位にこだわらず、たくさん出場するってのもアリです。

 

どちらを選ぶかは人それぞれですわ。

 

サブスリー達成して、コナに行ければ100点満点。

サブスリーかコナのどちらか達成できたら90点。

どちらも達成できなきゃ?点。

結果にこだわらず、レースのついでに世界を旅すれば別得点。

 

あなたはどちらのタイプでしょうか?