ネタが多すぎてレビューするヒマがなかった9月
自分への備忘録代わりに書き残しておきます
読書の秋に1冊いかがでしょうか
■テロリストのパラソル
グリモリ事件を題材にした「罪の声」の塩田武士氏が
作家を目指すきっかけになった作品と耳にして興味を持ちました
犯人の意図がみえてこなくてジリジリしながら読み進めて
最後の最後で突然パッと前が開けるようなストーリーでした
古い作品ですが今読んでも色褪せていません
9月に読んだ本で一番おもしろかったです
■語りだす奈良
奈良好きが高じて選んだ一冊
東大寺、唐招提寺、薬師寺にまつわるエピソードが数多く紹介され読み終わると
奈良に行きたくなります(本当に行っちゃった)
scribbleofbourgogne.hatenablog.jp
薬師寺の天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気回復を願って建てられ
国宝の東塔は三重塔を天武天皇が建て、
そこに小さな屋根(裳階・もこし)を持統天皇がつけたことを
管主の高田好胤さんは「持統天皇を天武天皇がやさしく包むような」と
おはなしされたそうです
これがトリガーになりまして本当に奈良へ行っちゃいました
■5日間で「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本
ながらく図書館で順番待ちになっていて忘れた頃に突然やってきた一冊です
おかげで忙しく読書を楽しみました
突然広告部に異動になった主人公とともに一緒に学ぶロードムービーのような本で
私がマスターできたかどうかは別にしてレイアウト含め読み手への配慮は抜群でした
■新しい「足」のトリセツ
下北沢病院の先生が書いた足の取扱説明書です
外反母趾を抱える私の琴線に触れたんですが一言でいえば
アキレス腱を毎日ストレッチすれば
外反母趾を含め足の諸問題は解決する!
以上って感じです
■神さまの貨物
ふしぎなタッチの本でした
ベースにはナチスドイツの所業が描かれているんですが
若い世代に語り継いでいくために残虐性は省いています
カフェインを抜いたコーヒーのような作品でした