映画の日に選んだ作品は福田村事件
重いテーマですが事件現場が自分にとって身近な場所であること
被害者が香川県三豊の出身であることに縁をおぼえ
歴史に目を逸らしてはいけないという使命のようなものを感じていました
scribbleofbourgogne.hatenablog.jp
アップリンク渋谷が閉館して以来久しぶりのミニシアター
ユーロスペースのある渋谷区円山はたくさんのラブホテルがあってカオスな立地です
予約したのは3日前で後ろから3列目のセンターを取れたんですが
当日は左右の席にも人が座る満席
エンドロールが終わるまで誰も席を立たない
皆さん同じ想いで映画館にやってきたように思います
大地震後のデマに惑わせれた人々が不安にかられ
疑心暗鬼になって人を襲う
東日本大震災やコロナ禍でもデマが流れました
今でも天災を利用して動乱を企む輩は存在します
劇中で流言を口にする村民や息巻く退役軍人に
「それ自分の目で見たんか?」と
村長が問い質しますシーンがありますが
論拠があやふやでも人は信じたいものを信じる
だから自警団解散の命令が出ても村民は武器を手放せない
今でもこの構図がソーシャルメディアを中心に残っていて
100年前と今をつないでいるように思いました
善良な人が不安にかられ人を殺す
えげつない歴史ですが人間の本質は今も変わっていません
上映館が拡大し全国で観るチャンスはまだまだあります
来月の合宿では事件現場の渡し跡に立ち寄ってみたいと思います