がっつり使って1週間が経過
COROS PACE3(33,000円)を買って大正解でした
同価格帯のライバルGarmin55(29,091円)はもとより
セカンドグレードのGarmin265(57,091円)すら凌駕する価格破壊モデルです
私の先代Garmin945(2019年76,780円)と比較し評価してみます
【勝ち】
○ロングバッテリー(標準フルGPS38h 日常使用24日)
○安価(33,000円)
○GPSの捕捉が早い
○GPS捕捉前にスタート可
○心拍数の精度がアームバンドHRセンサーより優れる
○スタート画面で残バッテリーでの稼働可能時間を表示
○ベゼル(枠)が狭い1.2インチディスプレイ
○ウォッチのみでランパワー取得
○バンド交換が簡単
【引き分け】
△デジタルダイヤルの操作性
△タッチスクリーン
△シリコンバンド
△スイムのペースアラートがない
△ZWIFTに自動連携せず
△ランにレジューム機能がない(トレラン、バイク、ハイクにあり)
△睡眠トラッカーにスコアなし
△マニュアル類はWeb
【負け】
×バックライトが暗い
×スイムのレスト画面がカスタマイズできず
×アクセサリー接続がBluetoothのみ
×バイブレーションアラートが小さい
×アクティビティー終了の操作が3秒押し(面倒くさい)
【勝ち】
○ロングバッテリー(標準フルGPS38h 日常使用24日)
○安価(33,000円)
この3つだけで買う価値あります
毎日1時間以上練習やって1週間無給電なんて神の領域です
Ironmanの制限時間よりも長いんですから素晴らしいです
○GPSの捕捉が早い
Garmin945と遜色ありません
ほぼ1秒で捕捉してくれます
○GPS捕捉前にスタート可
PACE2はGPSを捕捉しないとスタートできませんでしたが
PACE3は無関係にスタートできます
この利便性は大きいです
○心拍数の精度がアームバンドHRセンサーより優れる
(赤:COROS 灰:wahoo)
これは意外でした
wahooのアームバンド式HRセンサーは精度が高く満足していましたが
それを超える性能を手首計測で実現するなんてすごいです
(左からCOROS PACE3, Garmin945, wahoo tickr fit)
ぱっと見た目で光学センサーの数が多いし
アルゴリズムでエラー値を吐きにくくしている印象です(証拠なし)
○スタート画面で残バッテリーでの稼働可能時間を表示
これも使い勝手良い機能のひとつです
ロングライドやロングランに備えて50%を切ったら充電したくなるのですが
予め稼働時間が分かれば無用な充電は減ります
結果的にバッテリーの劣化が抑えられ寿命が伸びます
万一バッテリーが足りなくても10分も充電すれば
1回のアクティビティーに耐えうるだけの動作が可能です
写真は(バッテリー残量10%の状態で)ランなら3時間稼働するって表示です
○ベゼル(枠)が狭い1.2インチディスプレイ
左のGarmin945も画面サイズは1.2インチですがベゼル(画面の枠)が狭い分だけ
右のCOROS PACE3の方が大きく感じます
○ウォッチのみでランパワー取得
GARMIN945ではdynamic run podを外付けして取得していましたが
COROSはウォッチ単体で計測できます
バイクのパワー値と相関性はありませんがパワー値の長所は
走り出した1歩目でオーバーペースが分かる即時性です
ペースは少し走らないと数値が安定しませんし心拍数の変化は更に時間を要します
ランのスピード練習で重宝します
○バンド交換が簡単
工具なしで簡単に交換できます
【引き分け】
△軽量
数値上ではCOROS 39g vs Garmin 50gです
腕に装着していると意識できるほどの違いはありません
厚さについても同様で装着していると差はありません
△デジタルダイヤルの操作性
ソニーガラケー世代の自分には”ジョグダイヤル” ”くるくるピッピッ”は
刺さります
でもそれほど使い勝手に優れる印象はありません
△タッチスクリーン
プールではウォッチカバーをするし濡れるので使えません
アクティビティーには物理ボタンが使いやすいので
タッチスクリーンをOFFにしています
△シリコンバンド
Garminとバックル形状が異なります
スイムバトルでも外れにくいでしょうね
ナイロンバンドよりも重くなりますが水抜けの良さはシリコンバンド
△スイムのペースアラートがない
Ironman3.8kmスイムを70分で終わらすためには1'51"/100mペースになります
Garmin945ではペースアラートを設定しておくと25m毎にバイブで知らせてくれます
画面を見なくても自分が設定より早いか遅いか分かるので重宝していました
実用上は大きな問題ではありません
△ZWIFTに自動連携せず
連携できるに越したことはありませんがTrainingPeaksに集約して
パフォーマンスや疲労をマネジメントするなら連携できなくても問題ありません
△ランにレジューム機能がない(トレラン、バイク、ハイクにあり)
通勤ウォークやって会社に到着したらレジュームにしていました
COROSのランモードにはレジューム機能はありませんがトレランなど
他のモードには装備されています
△睡眠トラッカーにスコアなし
数値の良し悪しで一喜一憂していましたが
どの程度の比率で寝ていれば良いのかおおよそ理解しているので無問題です
△マニュアル類はWeb
クイックガイドのみ添付されています
Webの方が翻訳できるし便利な面もあります
【負け】
×バックライトが暗い
COROSはフォントの太さもあって数字を読みやすいはずなのに
水中での視認性に劣ります
透過性のある赤いウォッチカバーでは画面が読めないので
透明のものに戻しました
scribbleofbourgogne.hatenablog.jp
scribbleofbourgogne.hatenablog.jp
(バックライト点灯状態)
アクティビティーモードだとGarmin(左)の数字は太くて見やすいです
COROS(右)は細いです
(バックライト消灯状態)
水中での見え方の差は顕著でCOROSはほぼ見えません
(バックライト点灯状態)
ウォッチカバーが使い古しで濁っていますがGarmin(左)の方がマシです
(バックライト消灯状態)
×スイムのレスト画面がカスタマイズできず
インターバルのレスト画面はデフォルトで変更できません
休憩時に泳いだ合計距離を見たいのですが叶いません
一旦停止すれば確認できますが不便です
×バイブレーションアラートが小さい
振動がGarminよりも穏やかで大人しいです
消費電力を抑えるためにバックライトとバイブレーションをセーブしているのかも
×アクセサリー接続がBluetoothのみ
ant+をなぜ止めたのか不可解です
ant+もBluetoothも技術的には同じなので1つのチップで両対応できると思うんですが
コストカットのためにやったんですかね
Bluetooth接続の問題点はペアリング先が1つに制限されること
つまりスマートフォンと連携しているとサイコンへはHRを飛ばせないです
(ant+は複数ペアリング可)
https://support.coros.com/hc/en-us/articles/360040256991-Broadcast-heart-rate
バイクはパワメでペースコントロールするので
サイコンへのHR表示はレース中は諦めます
(練習ではアームバンド式HRでフォロー)
開発担当者はランナーでトライアスリートの気持ちは分からないのでしょう
×アクティビティー終了の操作が3秒押し(面倒くさい)
ゴールした時にワンボタンで済む方が便利です
(おまけ)
×トライアスロンモードではトランジットタイムを省けません
それは良いのですがランをフィニッシュしてもトランジットタイムが計測される
謎の仕様です
開発者はトライアスロンのことを理解していないようです
【総括】
Garminと比較し圧倒的な安価で同等以上の機能を搭載していますので
弱点らしい弱点が見当たりませんでした
どのサイトを見ても定価販売です
値段に差異はないので支払い方法が購入先の決め手で
私はPayPayのポイントを利用して買えるRun tripさんで手に入れました
今GPSウォッチ買うならCOROS PACE3が超絶オススメです
昨日のworkout
ラン3km
出張絡めて帰阪しました
地下鉄で目につくのは大阪マラソンと
大阪万博ポスターです