例えば、「宇宙人発見!」ってニュースが流れたとして、
東スポがトップ記事に載せても、私なら1%も信じないけど、
NHKの7時のトップニュースなら信じ難くても80%くらいは信じちゃいます。
でも、今は時代が変わってしまいました。
今般の「食べてはいけない! チーズに含まれる恐るべき添加物とは?」は
に掲載されて、Yahooニュースにも拡散した記事です。
http://hbol.jp/87996?display=b
(以下全文転載)
プロセスチーズは数種類のナチュラルチーズを混ぜ合わせるのですが、その際、脂質などの成分が分離しないように乳化剤の使用が不可欠となります。乳化剤は水と油のように混じりにくいものを混じりやすくする添加物で、洗剤などに使われている界面活性剤と同じ性質の合成化学物質です。
ナチュラルチーズの原材料名表示は、生乳と食塩です。プロセスチーズの原材料名表示には、添加物として「乳化剤」としか書かれていませんが、この乳化剤とはリン酸塩のことです。鉱物の黄リンに空気を通じて酸化させ、生成した五酸化リンを水に吸収させて製造されたリン酸に炭酸ナトリウムを加え、加熱濃縮して得られたのがリン酸塩です。
リン酸塩のもっとも大きな有害作用と考えられるのは、胃、腎臓、大動脈にカルシウムを沈着させ、カルシウムの利用を悪くしたり不足させたりすることです。結果、骨を弱くしたり、骨粗鬆症を招いたりします。また、カルシウム不足が脳の働きに悪影響を与え、イライラ感が強まったりします。
HARBOR BUSINESS Online
に掲載されて、Yahooニュースにも拡散した記事です。
http://hbol.jp/87996?display=b
(以下全文転載)
食べてはいけない! チーズに含まれる恐るべき添加物とは?
TPP(環太平洋経済連携協定)発効で輸入が大幅に増えると見られるもののひとつがチーズです。今後、スーパーやコンビニにもいま以上に外国産チーズ製品が並ぶはずです。そこでチーズ製品を選ぶときの注意点を記してみました。
◆「プロセスチーズ」には合成化学物質が不可欠
チーズには「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」があります。牛乳やクリーム(乳から脂肪分を集めたもの)を固めて酵素で発酵させたものがナチュラルチーズ。このナチュラルチーズを数種類混ぜ加熱して溶かし、加工したものがプロセスチーズです。 日本のスーパーやコンビニで売られているチーズは、ほとんどがプロセスチーズです。原料のナチュラルチーズはTPP参加国のオーストラリア、ニュージーランドから輸入されています。関税は現行29.8%~40%ですが、段階的に削減し、発効後16年目には完全に撤廃されることになっています。
プロセスチーズは数種類のナチュラルチーズを混ぜ合わせるのですが、その際、脂質などの成分が分離しないように乳化剤の使用が不可欠となります。乳化剤は水と油のように混じりにくいものを混じりやすくする添加物で、洗剤などに使われている界面活性剤と同じ性質の合成化学物質です。
◆チーズのリン酸塩が「カルシウム不足」を招く
ナチュラルチーズの原材料名表示は、生乳と食塩です。プロセスチーズの原材料名表示には、添加物として「乳化剤」としか書かれていませんが、この乳化剤とはリン酸塩のことです。鉱物の黄リンに空気を通じて酸化させ、生成した五酸化リンを水に吸収させて製造されたリン酸に炭酸ナトリウムを加え、加熱濃縮して得られたのがリン酸塩です。
リン酸塩のもっとも大きな有害作用と考えられるのは、胃、腎臓、大動脈にカルシウムを沈着させ、カルシウムの利用を悪くしたり不足させたりすることです。結果、骨を弱くしたり、骨粗鬆症を招いたりします。また、カルシウム不足が脳の働きに悪影響を与え、イライラ感が強まったりします。
◆pH調整剤が体内の有益な菌を殺す
添加物のないナチュラルチーズの原材料名表示は、生乳と食塩 メーカーによって使われている添加物にはかなり違いがあります。乳化剤のほかにも、さまざまな添加物が加えられている製品もあります。
気を付けなければいけないのは「カラギーナン」という添加物です。原材料表示では「安定剤」(増粘多糖類)という名称で一括表示されています。安定剤(増粘多糖類)は、食品に粘り気を与え、なめらかな食感にする添加物です。
ペクチン、カラギーナン、グァーガム、ローカストビーンガム、タマリンドガム、キサンタンガム、カードランドといった添加物が複数使われ、これらは一括して「増粘多糖類」と表示されています。このうち紅藻から抽出されたカラギーナンは、動物実験で「潰瘍を生じた」「下痢、下血、脱毛」が見られたとの報告があります。しかし、一括で表示されていては、カラギーナンが使われているかどうか消費者には判断できません。
pH(ペーハー)調整剤も同様です。これもクエン酸、リンゴ酸など複数の酸味料が使われていて、一括でpH調整剤として表示されています。pH調整剤はpHを弱酸性(6.0~6.5)に調整することで保存性を向上させる添加物です。pHは酸性、アルカリ性を測る尺度で、0~7が酸性、pH7が中性、pH7~14までがアルカリ性です。酸性にすれば殺菌効果が出ます。しかし、体内には健康維持に有益な菌も無数に存在しています。pH調整剤はそうした有益な菌まで殺してしまう恐れがあるのです。
チーズを食べるなら、なるべく余計な添加物が入っていないナチュラルチーズにしたいものです。
<文/郡司和夫(食品ジャーナリスト)>
(転載以上 HARBOR BUSINESS Online より)
これだけ読むと不安に駆られる方が居ても不思議では有りませんが、
よく見ると情報の根拠(エビデンス)がありませんよね。
ここが真偽を見極める1つ目のポイントです。
また、引用した論文があったとしてもどのような条件で行った実験なのか、その条件が一般的な生活に合致するのかによって採否は異なります。
では、自分でこの記事の真偽を見極めるべく
内閣府 食品安全委員会 食の安全ダイヤルに
この記事が真実であるのか尋ねてみました。
話が薄まらないように、リン酸塩に絞って検証してみます。
曰く「リン酸塩は、チーズの乳化剤ほか、ラーメンを、作るときに使うカンスイ、調味料にも多く含まれている物質です。、国際機関JECFA(添加物に関する専門機関)、ならびに日本の厚生労働省が発表しているリン酸塩の一日摂取許容量は体重1kgあたり70mgです。
体重50kgですと1日あたり3.6gとなります。
心配はいりません。」との事。
なお某社クリームチーズで
1日あたり3.6gのリン酸塩摂取を計算してみますと
1日にクリームチーズを100個強食べるに等しくなりまして、
そんなに食ったら別の病気になるやろー!
ってか、1食で33個も食えるかい!
まー、それくらいトンデモ数値な訳ですよ。あり得ん話です(°_°)
続いて二つ目のポイントは、記事を書いた人。
この食品ジャーナリストさん、
「これを食べてはいけない」で食べている方ですよね(笑)
世の中のジャーナリストにも様々な人がいらっしゃいまして
注目を集めたいがために
よりセンセーショナルな記事を書いて稼いでいる方もいます。
私の書いたブログも鵜呑みにするのではなく、
ご自身で吟味して溢れる情報の中から
正しいものを見極めて頂ければと願っております。
こんな考えに至ったのは、パリ同時多発テロを受けて2015年11月に書いた当ブログ、
「パリへの出張自粛の日本企業と現地企業の温度差」
http://blogs.yahoo.co.jp/kus110/65637580.html
気を付けなければいけないのは「カラギーナン」という添加物です。原材料表示では「安定剤」(増粘多糖類)という名称で一括表示されています。安定剤(増粘多糖類)は、食品に粘り気を与え、なめらかな食感にする添加物です。
ペクチン、カラギーナン、グァーガム、ローカストビーンガム、タマリンドガム、キサンタンガム、カードランドといった添加物が複数使われ、これらは一括して「増粘多糖類」と表示されています。このうち紅藻から抽出されたカラギーナンは、動物実験で「潰瘍を生じた」「下痢、下血、脱毛」が見られたとの報告があります。しかし、一括で表示されていては、カラギーナンが使われているかどうか消費者には判断できません。
pH(ペーハー)調整剤も同様です。これもクエン酸、リンゴ酸など複数の酸味料が使われていて、一括でpH調整剤として表示されています。pH調整剤はpHを弱酸性(6.0~6.5)に調整することで保存性を向上させる添加物です。pHは酸性、アルカリ性を測る尺度で、0~7が酸性、pH7が中性、pH7~14までがアルカリ性です。酸性にすれば殺菌効果が出ます。しかし、体内には健康維持に有益な菌も無数に存在しています。pH調整剤はそうした有益な菌まで殺してしまう恐れがあるのです。
チーズを食べるなら、なるべく余計な添加物が入っていないナチュラルチーズにしたいものです。
<文/郡司和夫(食品ジャーナリスト)>
(転載以上 HARBOR BUSINESS Online より)
これだけ読むと不安に駆られる方が居ても不思議では有りませんが、
よく見ると情報の根拠(エビデンス)がありませんよね。
ここが真偽を見極める1つ目のポイントです。
また、引用した論文があったとしてもどのような条件で行った実験なのか、その条件が一般的な生活に合致するのかによって採否は異なります。
では、自分でこの記事の真偽を見極めるべく
内閣府 食品安全委員会 食の安全ダイヤルに
この記事が真実であるのか尋ねてみました。
話が薄まらないように、リン酸塩に絞って検証してみます。
曰く「リン酸塩は、チーズの乳化剤ほか、ラーメンを、作るときに使うカンスイ、調味料にも多く含まれている物質です。、国際機関JECFA(添加物に関する専門機関)、ならびに日本の厚生労働省が発表しているリン酸塩の一日摂取許容量は体重1kgあたり70mgです。
体重50kgですと1日あたり3.6gとなります。
心配はいりません。」との事。
なお某社クリームチーズで
1日あたり3.6gのリン酸塩摂取を計算してみますと
1日にクリームチーズを100個強食べるに等しくなりまして、
そんなに食ったら別の病気になるやろー!
ってか、1食で33個も食えるかい!
まー、それくらいトンデモ数値な訳ですよ。あり得ん話です(°_°)
続いて二つ目のポイントは、記事を書いた人。
この食品ジャーナリストさん、
「これを食べてはいけない」で食べている方ですよね(笑)
世の中のジャーナリストにも様々な人がいらっしゃいまして
注目を集めたいがために
よりセンセーショナルな記事を書いて稼いでいる方もいます。
私の書いたブログも鵜呑みにするのではなく、
ご自身で吟味して溢れる情報の中から
正しいものを見極めて頂ければと願っております。
こんな考えに至ったのは、パリ同時多発テロを受けて2015年11月に書いた当ブログ、
「パリへの出張自粛の日本企業と現地企業の温度差」
http://blogs.yahoo.co.jp/kus110/65637580.html