固着して3年ほど経過したカーボンシートポスト。
タイムトライアル用フレームのシートポストは専用設計が多く、壊しても代替品が入手できないので困ります。
ポスト断面が涙型ってのも外しにくさの一因です。
半ば諦めていたんですが、飛行機輪行の予定があるのでシートポストを取り外すことを決意!
私のフレームとシートポストはカーボン製(ORBEA ORDU)
電位差による癒着ではありません。
汗と巻き上げた砂混じりの水が、フレームとポストの間に入り込んで固まっているものと推察。
昔々、プラモデル作りが好きで誤って接着した部品を茹でて外したことがあります。
ならば、今回もお湯をシートポストとフレームの間に流せば固着が緩むんじゃないかと仮定。
【用意するもの】
お湯 1リットル
水置換潤滑オイル 適量
【作業】
1. シートポストの止め具を外す
2. 沸騰したお湯をシートポストとフレームの隙間にかける
(フレームを傾けて行った方がお湯の滞留時間が長くなる)
3. シートポストとフレームの隙間に水置換潤滑オイルを吹き付ける
【補足】
・沸騰したばかりのお湯(100℃)は、カーボンを固めている樹脂を傷める可能性があるので少し下げてOKです。
冷め過ぎると効果は薄れるので適当に加減してください。
・水置換潤滑オイルは、水の下に潜り込んで部品に皮膜を作ります。これも樹脂を傷める可能性があるので
適当に加減してください。今回はAZ KM-001を使いました。
【実践】
傾けたフレームにお湯を掛け、オイルを吹き付けて1分。微動だにしません。
患部が熱いうちに自転車にまたがり、ケツに体重をかけてドスンっとプレス(一撃を加える!)
5mmくらい沈みました
(位置決めの黒テープにシワが寄ってる!やったー)
一度動けばこちらのもの。力をこめてシートポストを引き抜き作業完了。
3年ものの固着を10分で処理できました。
昨日のworkout
ラン3km
まずは回復のためにアクティブレスト。
世間はお盆休みですが、うちはカレンダー通りでちょうど良かった。