ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

レース前ピーキングで迷いが生じるメカニズムについて

フルマラソンやアイアンマンでは、1ヶ月前にハードトレーニングを終えて

残り2もしくは3週間をかけて疲れを抜きながら身体を研ぎ澄ませていくことを

”ピーキング”、”テーパリング”と呼びます。

頂点へ持っていく、張り詰めていくという意味です。

まさに自分がその期間にいるのですが、練習量を減らしていくと

「レース当日に体重オーバーしていないだろうか」、「もう少し走った方がいいんじゃないか」と

不安や迷い、疑う気持ちが増えてきます。

こんな気持ちに負けて現地入りしてから歩き回ったり、計画にないランニングをやって

私は失敗を繰り返してきたんですが、興味深い記事をみつけました。

【ざっくり言うと】

・ピーキング期間はレース前の不安が原因だけではなく、生理的変化が精神的にチャレンジングな時間になる

・トレーニングはドーパミンなど快感を与えるホルモンを分泌させる

・トレーニングが減ると定期的に得ていた快感が得られなくなり、気分が沈み、緊張感と疲労感に繋がる

・このような気持ちは正常

・トップアスリートはネガティブな感情を克服しエンジンをファインチューンするために”Go-to”セッションをやる

・過度の疲労を引き起こさず楽しんでいる限り、センションの内容や数値は心配しなくていい

→レース前の不安は、精神的なものだけではなく生理的な変化も影響しているんですね。

この学びは、気持ちに余裕を与えてくれます。

なお、記事で紹介されているメニューは90分もあるので、私にはやり過ぎのレベル(笑)

【出展】

TRAININGPEAKS "The Perfect IRONMAN 70.3 Taper Plan"

https://www.trainingpeaks.com/blog/the-perfect-ironman-70-3-taper-plan/?utm_source=tpr&utm_medium=email&utm_content=user&utm_campaign=20170814_weekly_news

【原文抜粋】

The taper period can be a particularly challenging time mentally for athletes. This is not only due to pre-race anxieties but also because some physiological changes that occur during the taper may influence how we feel and behave.

Training rewards us by releasing feel-good hormones such as opioids, catecholamines and dopamine. With reduced training load, we may not get our regular “hit,” and such deprivation can lead to feelings of low mood, increased tension and fatigue.

Such feelings are normal, and they are rarely markers of a loss in fitness or impending doom. Most importantly, they are certainly not an excuse to do an extra few sessions. To alleviate negative feelings, most top athletes have “go-to” sessions which can help overcome negative feelings, grow confidence and fine-tune their engine.

昨日のworkout

スイム3.1km

バイク6km

ラン7km

補強10分

ピーキング2週目は480TSS。

この調子だと土曜日には達成できるかも。

そしたら日曜は完全休養にして映画でも行こうかな。

不安に負けてやり過ぎないように

TrainingPeaks で管理すると簡単だね。