ブルゴーニュの走り書き

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ショートクランク(160mm)に再挑戦

 
■ショートクランク昔話
 
今、にわかに盛り上がっているショートクランクですが、私も以前2回試したことがあります。
1度目は2002年以前の岡山時代、2回目は2009年のお話しです。
 
その頃は、長いクランクを使うことがトレンドで、
1997年のツールドフランス覇者、ヤン・ウルリッヒは175mmを愛用していました。
私も172.5mmをLook KG-171に取り付けていました。
2003kaike.jpg 
(写真:2003皆生)
 
アトリエ・ドゥ・キャファの辻本誠氏が配信していた、『キャファ通信』では
ロングリーチ全盛の中にあってショートクランクの有用性を早くから取り上げていました。
 
辻本氏の提唱が日本における(もしくは世界における)ショートクランクの起源と考えています。
 
その影響もあって2回もチャレンジしたんですが、私には合いませんでした。
 
1回目は165mm。シマノ市販品で最も短いクランクを選びました。
サドル高も変えましたが膝の上が痛くなってしまいました。
クランクが7.5mm違えば、後ろギアを一枚軽くするのですが、
ショートクランクを使うメリットが良くわかりませんでした。そして1度目の断念。
 
2回目も165mm。7年の時を経て辻本氏にクランクをお借りしてみたのですが、
やっぱり合わない(´・ω・`)
 
氏に大腿骨の長さを測っていただくと、適正クランク長は170~172.5mmで
無理に短くすることもあるまいってことで諦めました。
 

■時は流れて2018年 Kona
 
今回、3度目のショートクランク挑戦です。
懲りずに再チャレンジを決意したのは、昨年のコナの状況でした。
プロもトップアマもショートクランク派が主流になっていました。
思うに過去に挑戦した時期は、メインレースが皆生で練習環境も山岳コースでした。
エアロバーを握る時間がアイアンマンよりもずっと短かったのです。
 
より長い時間エアロバーを握ること。
これが省エネで高速巡行する条件です。
そこに加えてクランクが上死点にある時の窮屈さを緩和すること、
膝の踏み出し角を大きく取ることでの疲労緩和を狙って再挑戦したくなりました。
(文書にすると大げさですね)
 

 
■決断を後押しした新型105クランク(FC-R7000)
 

 

新型105のクランクは最短160mmがあることを知りました。
 
往時は、180mmのクランクを加工して作っていたのに
Shimanoが純正で160mmを発売するなんて夢のようです。
 
おかげで安価な投資でお試しできます。
 
 
悩んだのはパワーメーターです。
現在4iiii(フォーアイ)のノンドライブサイドを使っています。
故障もなく気に入っていますが、プリインストールは旧型5800しかなく
当然165mm版しか用意されていません。
 
そこで、コナでもらった4iiiiの半額クーポンを使うことにしました。
前回お見積りはアップグレード版でドライブ側をカナダに送るために送料がバカほど高く
断念しましたが、今回はクランク1本だけ。
日本引き取りから、カナダで加工して日本返送が5営業日の超特急で$90.38。
このサービスならFedExの金額も許容範囲です。
パワーメーター取り付けが50%割引で$200。
 
これが私の誕プレになりました。
 
 
今更ですが、$290あればパワータップ買えたのかも?と不安がよぎりましたが
いやいやパワータップは予想以上にお高く、これで良かったようです。