ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

靴ひもの締め方について(マラソンで爪を死なせないために)

大阪マラソンを走り終わった知人からSOSメッセージもらいました。
足の中指と薬指の爪が死んだとの事。さぞかし痛かったでしょう。

氏の分析は、
・渋滞でストップ&ゴーを繰り返したこと
・靴のサイズが小さかったこと
が原因で普段の練習では出ない症状らしいのです。

シューズと足の状態、練習日記を見なければ正確なお答えは
できませんが、私の見立は異なりまして
靴ひもの結び方が怪しいように思いました。

爪が死ぬ原因は爪がシューズの前に繰り返し当たることです。
シューズが小さくても起こりますが、練習では起きないとの事。
ラソンのように長時間走れば足がむくみますが、そんなに大きくなる訳ではありません。
そこで思い当たるのが靴ひもの締め方です。
サイズはあっていても紐の締め方が緩いと着地のたびに前後にズレて
爪が死にます。
かといって締めれば良いのかというとそれも違います。
締めすぎると足の甲にある「リスフラン関節」に痛みが生じます。

痛みが出ないで前後にずれないようにしっかり紐を締めるのですが、
締める力加減は、表現しにくく文書でお伝えするのは限界があります。

(あえて書きます)
1.靴ひもをユルユルにした状態で足をシューズに入れる


イメージ 1


2.かかとを地面に数回トントンやってシューズのかかと部分にフィットさせる

イメージ 2


3.(最重要ポイント)シューズの足の甲部分を左右から挟んでフィットさせ、
紐穴の左右の距離を維持したまま、つま先側から靴ひもを締めていく


イメージ 3



イメージ 4


  ※少しだけ距離を縮めるよう優しく締め上げると尚可、ギューギュー締め上げるとNG!

4.足の甲の高低は個人差があるが、甲の傾斜で均一に足が前に滑らないようにホールドする


この写真のように私は、アンダーラップ式の靴ヒモです。(わからない人は挙手してね)

イメージ 5


1か月前に40kmを本番と同じペースで走ることをオススメしていますが
この手のトラブルに備える面からも非常に重要なポイント練習です。

普段は、多くても1回で30km未満しか走らずペースも本番より遅く、信号休憩があるようなら
本番は条件が違いますので参考にしないほうが賢明です。