ドス鯉さんのエントリーをキッカケに男性更年期障害を調べてみました。
月200km以上走る40代以上の男性諸氏は必読。
私の知人は、ほぼ全員が対象者です。
女性が眉をひそめる内容も含んでいますが、命に関わるまじめな話なのでご容赦ください。
また、私には医学の基礎知識がないので誤認が含まれているかもしれません。
■1つの報告書がすべてのはじまり
~「走り過ぎ」で男性ホルモン低下、心停止に 新概念「運動ストレス性低テストステロン症」を提案~
http://healthpress.jp/2017/11/post-3332.html
よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック院長の奥井伸雄氏が、第28回日本性機能学会で行った発表によれば
「スポーツ大会における心停止などのトラブルは、日常生活での過剰な運動による低テストステロン症に関連する可能性がある」
とのこと。
この報告は仮説段階ながら、同学会の最高論文を受賞し多くの注目を集めています。
■心拍数の反応の鈍さは、男性更年期障害が原因かも
トラブルを起こした40代と50代の60例、健常者20例、男性更年期障害通院患者10例と比較し、
有意差がみられた云々のレポート詳細はリンク先を参照いただくとして、
強く興味を持った内容は、
私の悩みが「男性更年期障害」で説明できるかもしれないってことです。
6ヶ月前と比較してウォーミングアップをやってもスピード練習で心拍数が上がらず(心臓の反応が鈍い)、
酸欠気味に何度もなりました。
1本目は抑えて走ったり、やばいと感じたらフィールドに逃れて落ち着いてから再スタートして凌いでいるのですが
ただの加齢ではなく、「障害=治療できる」と気づき衝撃を受けたのです。
■男性更年期障害とは
男性ホルモン(テストステロン)の分泌が低下し、様々な変調を引き起こすLOH症候群のことを
男性更年期障害と言いますが、テストステロンの低下は自律神経の不調を引き起こします。
自律神経は寝ている間も心臓や横隔膜を動かし続けてくれる機能を司っていて、
乱れると運動をしていないのにドキドキしたり(動悸)、発汗がおこります。
ってことは、走っても心拍が上がらなかったり汗をかかないことも自律神経の乱れと考えました。
■男性更年期障害患者と運動ストレス性低テストステロン症患者の違い
AMSスコア(LOH症候群問診票)で症状の軽重を測定するのですが、
運動ストレス性低テストステロン症患者は、
不眠と性機能障害で点数が高い(問題がある)特徴を有しています。
・睡眠に悩みがある、よく眠くなる、
・性的能力の低下がある、朝勃ちの回数減少、性欲の低下
私は夜中に何度も目が覚めます。朝勃ちはありません。
また、月間走行距離が200kmを超えるとトラブルが増えるとの見解も示されました。
(→この点は、私はまだ検証が必要だと思います)
■まずは専門医で受診
男性更年期障害はに詳しい病院は、日本Men's Health医学会のサイトで照会されています。
お近くの専門医に相談してください。
治療内容は、詳しく分かりませんが数ヶ月に1度の通院でテストステロン補充療法が行われるようです。
2年もしくはそれ以下の期間で治療は済む可能性もあります。
■治療には副作用の心配もあります
日本では最近になって男性更年期障害が話題になってきましたが、まだ一般的ではありません。
性機能に偏って取上げられることが多く啓蒙が遅れている要因のひとつになっています。
一方、アメリカではテストステロン補充療法が一般化しており
2000年2011年比で年間処方件数は5倍に増え、
530万件に上っています。
普及に伴い副作用のリスクが注目されてきました。
中高年の男性ホルモン療法、死亡などのリスク増
(AFPBB News 2013.11.07)
http://www.afpbb.com/articles/-/3002855
■まとめ
月200km以上を走る40代以上の男性で自覚症状があるなら
専門医の受診が必要だと考えます。
昨今のスイム死亡事故にも繋がる話ですから私も年明け早々に東京で受診しようと思います。
副作用の件が気がかりですがホルモン補充治療も視野にいれています。
昨日のworkout
スイム3km
ラン6km
スイムのストロークを変えてみました。
キャッチアップ気味に前で手が揃うように、
カヌーを漕ぐイメージで大きく楽に泳いでいます。
ターンして浮き上がりは、ピッチを上げます。