ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

ironman台湾 レースレポート

総合137位 年代16位 11:46:01
【スタート準備】
スタートは朝6時。
日の出前の真っ暗なトランジットエリアは、バイクのセットアップや手荷物を預けるアスリートが慌ただしく動き、熱気ムンムン。

イメージ 1




霧雨用のバイクカバーを外し、空気圧の調整、荷物を預けて一旦部屋に戻る。

イメージ 2




【スイム】年代134位 1:10:16
ホテル前のビーチは、左右を岬に囲まれた入り江。
波は穏やかで、透明度も高い。
左回りの1.9kmのコースを2周回。

イメージ 3




スタートは、5秒毎に8名ずつ泳ぎ始めるローリングスタート
予想スイムタイム毎に列に並んで、足首に付けたチップでnetタイムを計測する。
混雑も、バトルもなくストレスなくスタート。ぜひ国内の大会でも取り入れて貰いたい。

ウォーミングアップ代わりに第一ブイまで流して、1周目は33分。
2周目は大回りしてしまったのか36分かかってしまったが、予定通り。

イメージ 4
 


【バイク】年代15位 5:55:51
トランジットでは、たっぷり時間をかけて靴下履いて、ヘルメット被ってスタート。
皆生の癖で、トランジットバッグにヘルメットを入れていたが、ironmanではバイクのハンドル部に置いといてOKだった。

バイクコースは風光明媚なkenting national parkを巡る。
台湾最初の国立公園で素晴らしいロケーション。
海岸沿いは遮るものがなく、アップダウンもあって風が吹くと苦しめられそう。
幸い当日は風も無く絶好のコンディション。

イメージ 5
 


交通規制はなく、ブラインドコーナーで突然対向車が現れたり、
路面が荒れている所もあるけど、
練習で走る三浦半島の松輪周回のつもりで走れば安全だと思う。
10km地点、38km地点、60km地点の大きな上りで少しずつ体力が削がれていく。
86kmを過ぎると22km周回コースへ入る。

イメージ 6
 


エイドは1箇所。気温も上がり用意した3本のボトルを飲み干す。
皆生より35km長い事がここまで辛いとは!
だんだん足が売り切れて腰も辛い。
上ハンドルとエアロバーを交互に使って辛さを凌ぐ。
皆生と同じ目標心拍数にしたのも失敗。
現状を冷静に分析して下げるべきだった。

イメージ 7
 


【ラン】年代16位 4:25:11
課題のラン。いつ膝が悲鳴をあげるか。

コースは7km折り返し3本。
往路は上り基調で、これがかなり堪えた。
バイクゴールと一部重なるし、大会による渋滞と相まってハードそのもの。

ランシューズを履くところで足が痙攣。
腿の付け根だから踏むペダリングを多用して酷使したようだ。入りの1kmは様子見。歩いては止まりストレッチ。

最初の7kmはキロ5分半ペース。痙攣気味だったがクランプストップで回復。
これからって所で、続く14km(~21km地点)が5分55に失速。
左膝が悲鳴をあげ、バイクで削り取られた脚は前に進む事を拒み始めた。
まだ距離が半分残っているのに万事休す。
吐気を催し水分しか受け付けない。
心拍ベルトさえ息苦しくて何度も緩めるが回復の兆し無し。
ランニングフォームが崩れた証拠に腰のレースナンバーベルトが右に回る。
あーあー辛すぎる。

イメージ 8
 


続く14km(~35km地点)はキロ6分51。
遠く離れていた後続にも次々交わされ辛い時間が続く。
心拍数はダダ落ちで110拍台も見える。
ランの平均は126拍だった。
ここまで落ちるなら、バイクも126拍で走ればよかった。

最後の7kmは、エイドステーションを出ても直ぐに走り出せない程まで消耗。
キロ6分36、マラソン全体でキロ6分17ペースで命辛々フィニッシュ。

イメージ 9
 


【アフターレース】
ゴール後、マッサージと食事が用意されていたが身体が食べ物を受け付けない。
着替えもせずにシャトルバスを待つ。
フィニッシュとスタートのホテルまでは5~6km。この距離が恨めしい。
同部屋のふたりが帰ってくる前に、シャワーと片付けを済ませて横になる。

いつまで経っても内蔵の疲れが回復せず、その夜は絶食。
皆生でも、ここまで消耗した事は無いが
絶食のおかげで翌朝には2人前を食べるまでに食欲回復。
2回ほど血尿っぽいもんが出たんで心配したが、取り敢えず良かった。

【最後に】
今回は、なんの言い訳も思い浮かばない完璧な負けレース。
細くレースレポートを書き記すのは、来年これを読むであろう私へのエール。


負けから何を学ぶかが勝者と敗者の違い。
負けから何も学ばない者を負け犬と呼ぶ。
負けを知らない勝者はいない。

以上、来年の私へ…