ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

(映画)PK ※ネタバレ含む

インド映画を初めて映画館でみたんですが、すごいですね。踊るマハラジャのようにミュージカルのようなシーンがあるかと思えば、

序盤はSFでコメディ。そこにラブストーリーと宗教問題まで詰め込んじゃう。(盛り過ぎだろ!)

ストーリーは留学先で大失恋を経験した後、インドでTVレポーターとして働く女性ジャグー。

失恋の理由は、彼がパキスタン出身であったこと、その出自を理由に父が信仰する教祖様から「彼が裏切る」と

予言を吹き込まれたことなんだけど、これが複線になってラストに繋がってます。

ある日ジャグーは地下鉄で「神様が行方不明」と書いたチラシを配る奇妙な男を見かけます。

インチキニュースばかり取り扱う番組を担当していたジャグーは彼に興味をもってインタビューしたところ、

悪党に奪われた宇宙船を呼び寄せるリモコンを探している宇宙人だと判明(というか自らぶっちゃける)

エキセントリックすぎる設定です(笑)

その彼がリモコン捜索の頼りにしたのが、地球上でみんなの願いを叶えると言われている「神さま」。

主人公の宇宙人はコミカルでぶっ飛んでて、みんなからPK(酔っ払いの意)と呼ばれ、その動きや表情はまるでMr.ビーン

ぶっ飛んだキャラを使って、時にちゃかしながら、時に神や宗教の本質に迫るという斬新な映画でした。

オープニングで、「宗教を糾弾することが目的ではない」と前書きがありましたが、

信仰心や宗教を悪用する者に注意して自身の心の声を信じようってのが全編に渡ってのメッセージでした。

東京では渋谷ラップリンク他で上映中です。

http://pk-movie.jp/