ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

(読書)人を奮い立たせるリーダーの力

本の良いところは、絶対話せないような人の知恵を

短時間で触れられる事です。

故人であれば尚更会う事を話す事も一生叶わないところを、本は叶えてくれます。

本書に書かれていることは氏の一部でしかありませんし、

編集されてニュアンスが異なるかもしれません。

それを割り引いても珠玉の言葉が胸に刺さりました。

組織をまとめていくリーダーの力をテーマにしてはいますが、

ビジネスでも、個人競技でも使えるアドバイスがたくさんあります。

負荷をかければ心は強くなるの項では、

理不尽は人を鍛えその反動が強いエネルギーを生み出すと説いています。

(たまに200kmライドや50kmランすることにも意味があるんです)

また、日本人はきつくなると自分に言い訳をして力を緩める項では、

勝負所の頑張りが日本とニュージーランドでは全然違う。

この悪い習慣をなくす努力をしないと日本は強くならないとも指摘しています。

(特に自分はここが弱いです)

アイアンマンに通じるなぁ~と感じた最も印象的な項は

「日本人は、集中と分散の使い分けができない」との示唆です。

集中力だけなら日本人はある方だけど、

リラックスした方が良い場面でも

集中し続けてしまい勝負所で途切れてしまうプレイヤーが多い。

ゲームが中断した時は意図的に集中を切って休ませて

選手の顔色やグラウンド状態などを情報収集して、

それをもって次のプレーに集中して臨んだとエピソードを紹介しています。

10時間も走り続けるアイアンマンに於いて

集中のオンオフ切り替えなんて考えた事もありませんでした。

私は頑張って、頑張って、集中力と体力が削られていく事が普通だと考えていましたから、

こんなアプローチでは、後半は息切れ必至です。

スポーツインテリジェンス(スポーツを通じて得られる知恵)に関する項は、

特に興味深い考察で

敢えてここでは内容を控えさせて頂きますが、

『この本をコレクションに加えたい』

と強く思いまして、Kindle版をダウンロードしました。

僅か208ページ、1時間あれば読めるのですが、

苦しい時にこの本に戻れば、乗り越えられそうな気がしたんです。

この本を買ってきたカミさんは、

スクールウォーズを観ていた世代で

ドラマから氏の事を知ったタイプです。

読むきっかけは人それぞれですが、

良書に出会わせてくれた事に感謝しています。

昨日のworkout

スイム3km

バイク6km

ラン3km

東京に戻って早速練習再開。

スカッと泳いでみたものの、やっぱり後半は100m1分50秒ペースに落ちてくる。

泳ぎこみ不足ですな。