ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

(インプレ&小ネタ)ヘルメット OGK AERO R-1 とファインチューン

■テスト条件

2018年4月22日(日)7:30スタート

晴天、22→28℃、177km、6時間26分

ヘルメット:OGK AERO R-1、バイザー:ライトスモーク(標準品)

メガネ:スポーツ用サングラス Autos deeps、レンズカラー:ローズ

■インプレ

1. 軽さは正義だ

GVR G-203V(本体285g、バイザー付320g、4600円)は首の凝りに悩まされました。

値段からすれば十分な機能ですが、より快適性を求めて好評のAERO R-1(S/Mサイズ)を購入しました。

公称本体205gは持ってみて大きな違いは感じません。

しかし、エアロポジションは不自然極まりない姿勢で首に大きな負担がかかります。

万全の準備で挑んでも180km、6時間。

体重の10%もある頭部を支え続ける苦行を少し和らげることができました。

(筋トレの”リアレイズ”も効果ありです)

2. 後頭部アジャスターダイヤルが使いやすい

GVRは廉価版ゆえに後頭部のアジャスターダイヤルが回しにくかったのですが、

AERO R-1は快適に回せてフィット感も上々です。

この辺りはEVADEやBELL Sweep-Rと差異はなく”当たり前”のレベルです。

3. 通気性は良い

AERO R-1のセールスポイントは空力と通気性の両立です。

通気性については、従来のロード用ヘルメットと遜色ありません。

(見たまんまです)

4. 空力の差は分からないがバイザーは秀逸

BELL Sweep-RからスペシャライズドEVADEに買い換えた時は、

その差を実感しました。

当時のテスト環境が北摂から京都亀岡市へ下る長い長い直線だったこともあり

50km/hオーバーで走行していたと思われます。

今回のテスト環境は平地で平均30km/h。

アゲインスト区間でも優劣は感じませんでした。

ドキュメンタリー映画「Personal Gold」に登場したエピソードですが、

http://scribbleofbourgogne.blog.fc2.com/blog-entry-464.html

空気抵抗を最も受ける部位は、エアロポジションで最前面になる

眉間(みけん、眉毛の間)

だそうです。

映画では、バイザーの継ぎ目を無くす為にテープでめばりをしていました。

資金が潤沢なオーストラリアチームは、継ぎ目のない一体成型のヘルメットを使用していました。

極論すれば、空力はヘルメットの形状よりもバイザーの良し悪しにあると言えます。

バイザーの出来について秀逸です。

バイザー上部は複雑な造型で風の巻き込みを防ぎ、サイドも長めにとっています。

■AERO R-1をFine tune ~ GVR用ミラーレンズの取付~

OGKの純正だとミラーレンズバイザーは6000円します。

GVR用バイザーを転用できないか考えてみました。

両バイザーを重ねるとカーブとマグネットの位置の違いが分かります。

ところが、AERO R-1にGVR用バイザーを重ねると不思議なことに

取付できなくはないレベルです。

このままでは取付強度が不安なのでボタン型マグネットを追加してみると

ばっちりです。

このボタン型マグネット。実はGVR用バイザーをEVADEに取り付けられないか

試した時に買ったものです。送料込みで300円程度と記憶しています。

磁石ですからバイザー側、もしくはヘルメット側に強力に取り付きますし

ご不安でしたら接着すればOKでしょう。

ミラーレンズ絶対主義の方はお試しください