土佐丸でのシーズン中締め会で、
シゲちゃんから質問をもらいました。
「ブルさんのBreakthroughのキッカケってなんだったんですか?」
未だにBreakthrough出来ていない私には酷な質問です(笑)
強いて挙げるとすれば、
パワーメーターによるペースコントロール
です。
FTP(60分間全力でもがける強度)を測定し、その値に基づいた
ローラー練習と江戸川練習。
そしてレース本番のマネジメント。
主観を排除し、その瞬間(3秒平均の出力)瞬間をコントロールすることで
ランに足を残すことができました。
・・・でも、本当にコントロールできたの?
その疑問を解決するために
Ironman Philippinesのレース展開を区間毎に分解して振り返ってみました。
男子45~49歳のカテゴリーで私と上位3選手の記録を並べてみました。
【スイム】
ノーウェットスーツを考慮し遅めに自己申告したら、スイムスタートのグループを下げられました。
同じ流れに乗るためにも、もっと早いグループでスタートしたかったです。
スイム2周目、タイム落としすぎました。選手はバラけて快適に泳げる環境だったので
もっとプッシュすべきでした。
スイム中は自分のタイムやペースが分かりません。
人によっては300m毎に自動ラップするように設定し通過のバイブレーションを利用して
ペースを把握しているそうです。次回、自分も試してみたいです。
入水位置を変えた事で泳ぎ随分変わりました。
疲れないから余裕が生まれます。ここはBreakthrough です。
全てはリハビリ中のHrkw さんのおかげ。
1日でも早く全快されることを強く願っています。また、ご一緒させて下さい。
【トランジット】
少なくとも1分は縮めなきゃいけませんね。
ゆっくりしすぎです。
【バイク】
2位の選手のタイムが乱高下しています。センサーのエラーなのかパンクなどのトラブルなのか定かではありません。
自分のタイムを見ると100km地点でサンダーストームに遭遇して足が止まってしまいました。
ここのタイムロスが悔やまれてなりませんが自然相手の競技ですから自分の非力が嘆かわしいです。
【トランジット】
座ってシューズを履き替えていたら痙攣しそうになりました。
それもあってタイムが悪いですが1分は縮めなきゃいけません。
【ラン】
上手く走ったつもりでしたが、2周目前半でペースを落としすぎました。
意図的に抑えたんですが、余裕があったのでプッシュできました。
頑張りどころを頑張らないってのも大切ですが、
それでは上位進出は叶いません。
サブ4で走れば3位を逆転できていたので慎重すぎたかもしれません。
でも、高温下でのフルマラソン。
無理すれば潰れます。加減が難しいですね。
【総括】
データで振り返ると、Breakthroughなんてトンデモナイ!
自分は、まだまだ足りません。
コナ行きは、展開に恵まれて運が良かっただけです。
どんな展開でも再現性のある強さを身につけたアスリートになりたいです。
それが出来たら、Breakthroughですね。
昨日のworkout
スイム3.1km
バイク5km
ラン5km
東京体育館、今月いっぱいで2020年東京オリンピックまでお別れです。
オリンピックを控えて都内の公営スポーツ施設は次々と休館、
大型改修に入ります。