ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

よし!逃げよう

先週水曜日。新しい仕事を任されました。本来引き受けるはずの方に不都合があって私に回ってきました。

最初はお手伝いのつもりで取り組んでみたのですが、なかなか手ごわい。

テクニカルの専門的な内容で法律知識と関連部署、取引先との折衝もあり結構なハードワーク。

週が明けて月曜日の朝。その仕事が頭から離れず憂鬱。「この仕事、引き受けて大丈夫なのか、俺」と自問。

火曜日の朝、やはり憂鬱。「この仕事、たいへんだけど頑張ろう」と自分を言い聞かせる。

水曜日の朝、やはり憂鬱。この3日間で仕事はずんずん進んでいくけど、この仕事だけは自ら考えて動けない。手が出ない。なんかおかしいぞ、俺。この仕事を辞退しようと思うが切り出せず飲み込む。社外アドバイザーへの質問シートを作成してもどこか的外れ。

同僚からフィードバックあってもしっくりこない。そしてそんな状況にイライラし始める。

木曜日の朝、いよいよ憂鬱。他の仕事が手に付かない。外出予定も忘れてて周りに驚かれる。この日も辞退を言いそびれる。

そして、金曜日の朝。この日になっても憂鬱。心が新しい仕事を完全に拒否していることに気づく。

なんて言おうか、言い訳しようか。そんな想いがグルグル頭を回る。どうしよう、どうしよう。

でも、言わなきゃ俺がおかしくなると思い、その話をストレートに伝える。

新しい仕事、嫌で嫌で仕方がない。こんな経験したことないんだけど月曜の朝から悩んで、

毎日乗り越えようとしたけど、どんどんおかしくなってきて、他の仕事も手に付かなくなって。

申し訳ないけど他のソリューションを考えてもらえないか」と。

ものすごく勇気が必要だったけど

「あなたの本業はコンシューマーサービスだし、この仕事を覚えて新しい知見を

増やしてもらうつもりだったけど分かりました。私が引き取る。」となりました。

この告白を午前中に終えた後、昼前には上司とも面談して

「追い込まれる前にもっと早く手を放していいんだよ」と言われました。

私自身、追い込まれるなんて思ってもなかったんですが

気がつけば追い込まれていました。なんとか期待に応えたい。頑張りたい。

ストレス耐性はある方だと思うのですが自身の脆い一面に私自身びっくり。

午後になって少しずつ元の精神状態に戻りつつあります。

今から思えば、過去のトラウマで自分の中のセフティが働いたのかもしれません。

もし今日切り出せなかったら、どうなってたんだろう。怖いです。

あの時、頑張れなんて言われていたら。。。壊れてしまうでしょうね。

頑張れと言われたとしても絶対断るつもりで理由をいくつも考えていましたから押し切られることはないのですが。

他の人にとっては何でもない仕事でも自分の肌に合わない仕事。周りには理解してもらえない苦しみ。

世の中には、こんなこともあるんですね。

たった8日間の出来事でした。この期間、毎朝憂鬱な気持ちになった自分が思い出していた言葉。

ティーブ ジョブスの2005年スタンフォード大学卒業式でのスピーチでした。

結びの言葉、「Stay Hungry. Stay Foolish.」で非常に有名なスピーチの中にこんな一節があります。

When I was 17, I read a quote that went something like: “If you live each day as if it was your last, someday you’ll most certainly be right.” It made an impression on me, and since then, for the past 33 years, I have looked in the mirror every morning and asked myself: “If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?” And whenever the answer has been “No” for too many days in a row, I know I need to change something.

私は17歳のときに「毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる」という言葉にどこかで出合ったのです。それは印象に残る言葉で、その日を境に33年間、私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしているのです。「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と。「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。

この一節を覚えていたから見直すことと「嫌で嫌で仕方がない」というセリフが喉の奥底から出てきたんでしょうね。

思わぬところでジョブズに救われました。

やばいな、やりたくないな。そんな気持ちの朝が何日も続くようなら是非この言葉を思い出してください。

人生短いです。嫌なことをやっている暇はありませんから。

昨日のworkout

バイク5kmローラー30km

ラン9km

補強10分

もやもやが消えたら夕方ローラーは絶好調。

30kmを平均スピード38.8キロ、心拍143だったの。

昨日は、エラー値や筋肉のダメージがあって

20kmを平均36.5キロ、心拍164だったんで雲泥の差。

メンタルってスゴイね。