ブルゴーニュの走り書き

皆生トライアスロン、関西シクロクロス。通勤ラン、通勤バイクなんかも語っちゃえ!

(読書)革命のファンファーレ

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キングコング西野さん、芸人よりも文化人のジャンルにシフトしていますが、

相方はYoutuberとして活躍するカジサックさん。

つくづくキングコングというコンビは芸人の枠に収まりませんね。

漫才は覚えておりませんが、お笑いよりも現在の方が遥かに売れていると思います。

 

内容で最も印象的だった章がこちら。

人は確認作業でしか動かない

です。

 

買い物で失敗したくないから、人がいいねっていう情報を頼りに

実際に買って使ってみて「やっぱり良いものだ」って確認する購買行動。

あ~、自分も同じですわ。


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氏は、絵本「えんとつ町のプペル」を無料公開しています。

r25.jp

 

無料公開して儲かる仕組みを解説してくれているのですが、

こんな発想を持っていたんだと唯々感嘆しました。

 

絵本を買うお母さんは限られた予算の中でハズレを引かないように

細心の注意を払って絵本を選びます。

だから、昔からある「はらぺこあおむし」がロングヒットし続けるんだと説きます。

そこで中身を無料公開して中身をお母さんに吟味してもらって

良い絵本であることを知ってもらう。

 

でも、パソコン画面では読み聞かせするには不便なんですよね。

敢えて読み聞かせし難いように縦スクロールの画面に設定しています。

その結果、中身を吟味した上でお母さんたちが買ってくれる。

買ってくれたらクチコミが拡散して更に売れる。

この無限ループを仕掛けて、実際無料公開が起爆剤となって

更に絵本が売れ続けているんですから恐れ入ります。

 

この後の著書も同じことを違う表現で繰り返し書いていると思うのですが

考えを明文化し、絵本が売れ続ける実績をもって

無限ループを構築したんですから西野氏の勝利です。

 

世の中の偉い人はこんなことを考え、先が見えているんですね。

 

この本の良いところは文字が大きいこと。

編集といい、細部の全てに売れる仕組みを盛り込んでいます。

あっという間に読めるので読者を飽きさせないし、

文字数が少なくて良いので著者の負担も減るか?いや、文字を絞り削る方が手間だな。

そんな頭の良さがプンプンする本です。

 

 

 昨日のworkout

バイク48km

ラン6km

 

リモートワークの日は、せめて通勤ラン代わりに5km走ることにしました。

朝はひんやりしてて汗をかきません。もう冬が目の前です。